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SCA-Seed_MOR◆wN/D/TuNEY 氏_Another request02

Last-modified: 2009-12-27 (日) 00:54:01

メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!! 
ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ!
少々投下させていただきます。

 
 

コニール「私は8話と9話と10話、12話と13話の時もずっと待ってた!」
シン「な、何を!?」
コニール「出番だよ!」
ジャン(……ん? 8話はミズコニールが出ていて、
     一番目立った話ではなかったか?)

 

機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン・アスカ Mercenary Of Red
Another request02『帰るべき場所』

 
 

アプリリウス占拠より数ヶ月前、ガルナハン。
「ふーふん、ふーふん♪」
ガルナハン郊外の食堂ミネルバに機嫌良く鼻歌を口ずさみながら皿をテーブルに並べる女性がいた。
はちきれそうな若さを白いエプロンに閉じ込め、年齢以上に発育した肢体は日に焼け、健康的な褐色。
茶色の髪をアップ気味に纏めた彼女の名はコニール・アルメダ。
傭兵赤鬼、シン・アスカの居候先の家主である。
「遅いなぁ、今日は早く帰って来るって言ってたのに……」
食事の用意を終えたコニールはふと窓の外に顔を向ける。
そこにはささやかな電飾と装飾が施された大きなモミの木があった。

 

一週間程前、PMCミハシラからの依頼を受けたシンが仕事に使った木を貰った
(押し付けられたとも言う)物をガルナハンの町の人達で飾り付けたのだ。
その貰ってきた本人はと言えばまたミナに呼び出され、その名の由来グフクラッシャーと共にオーブへと
(嫌々)出掛けている。

 

「……帰ってくるよな、シン」
急に例えようのない不安感に襲われ、コニールはその胸を押さえた。

 

ここ最近、シンが帰って来ない夢を見る。
ただの夢だ。
でも、コニールにはいつか現実に起きてしまうのではないかと否定し切れずにいた。

 

シンが死ぬとは思っていない。 そう簡単に死ぬような人間ではない事は知っている。
ただ……あいつの理想は、貫こうとしている信念はガルナハンやコニールでおさまりきるものではない。
今はガルナハンにいる、でもいつかコニールの手では止められなくなった時、シンは何も言わずに、
最初からそうだったかのようにいなくなってしまうのではないか。
それが、コニールには不安でたまらないのだ。

 

考え込んでいたコニールの目に窓ガラスが震えたのが見えた。
次いで聞こえたのは聞き慣れた甲高いジェットエンジンの音。
その光景にはっと我を取り戻したコニールは裏口へと駆け出した。

 

MSのモーター駆動音がする。
裏口の扉を開けたコニールが目にしたのは、
普段であれば血のように赤い機体色が原色に近い赤と白に染められ真っ白いアゴヒゲを生やし、
赤白の三角帽を被ったグフクラッシャーがハンガーに固定された姿だった。

 

「……サンタ?」
呆気にとられたコニールはゆっくりとグフクラッシャーに近寄る。
「シン!」
「ん……コニール、どうかしたか?」
コックピットから昇降用ワイヤーに足をかけ、降りてきたシンを見たコニールは思わず声を上げ、
ヘルメットを小脇に抱えたシンは不思議そうな顔で近づいて来た。

 

「あ……! いや、別に、どうって訳でもないんだけどさ、帰りが遅かったなぁって」
思わず声を上げていた事に気付いたコニールは、しどろもどろになりながら何とか誤魔化そうとする。
「ああ、エドさんが仕事が終わったら、一杯だけ飲んでけってしつこくてさ」
まったくしょうがないと肩を竦めるシン。
「仕事って?」
グフクラッシャーとシンの顔を交互に見ながらコニールは首を傾げる。
「ん……戦災孤児への慈善活動」
昇降用ワイヤーが元の位置へと戻ったか確認するため、コックピットを見上げながらシンは答える。
「ロンドさんが……?」
まるで幽霊でも見たかのような怪訝そうな顔をコニールは見せた。
「俺もそう思ったよ」
コニールの顔を見ると、その態度に苦笑しながら、シンは再び肩を竦めて見せる。

 
 

良いこと考えた、お前のグフをサンタにさせろ。 
  ↓
えー! むりですよ! 何考えてるんだよ、あんた! 今思い付いたろ!
  ↓
男は度胸何でもやってみるもんさ! っていうか強制な、答えは聞いてない。
  ↓
ち、ちくしょう……!

 

以上がグフクラッシャーがサンタになるまでの流れである。

 

「スーパーヒーローが表の顔で慈善活動するコミック雑誌を見た事あるけど、ミナさんも見たのかねぇ?」
愛機をサンタにされたからか皮肉混じりに呟くシン。
だか、そうは言いながらもシンはまんざらでもない顔をしていた。
かつての自分と同じ戦災孤児の為に働く事が出来て内心では嬉しいのだろう。
因みにPMCミハシラの慈善活動はミナが思い付きやで慈善でやっているのではなく、
後々の為の宣撫工作の意味合いが強い。
ここで言う後々とはミナがオーブの政権を取った時と言う事だが、最近では半ば建て前と化しており、
本当に政権を奪う気があるのかは本人のみぞ知る。
その事はシンも分かっているが、オーブ政権に興味がない為(オーブ国民の命がかかっているなら別だが)、
無視を決め込んでいるのだ。

 
 

「あんまり遅いから、帰って来ないかと思って心配しちゃったよ」
言葉の端に憂いを乗せコニールは言い、シンに顔を見せないように振り向くと、少しだけ歩き、足を止めた。

 

「帰ってくるさ。 俺が帰ってくる場所はここだけだからな」
ゆっくりとした歩みで横に立つと、シンは出来る限りの優しい笑顔と言葉でコニールへと語りかける。

 

「うん……夕飯が出来てるから早く食べよう!」
シンのその言葉に、コニールは満面の笑みで頷いた。

 

「ああ……あ、忘れてた。 コニール、ただいま」
「おかえりなさい、シン」

 
 
 

以上です。 
冒頭はボンボン派が多い(であろう)このスレの方なら分かってくれる筈!
コニールの出番がないとガイアが囁いていたのでちょいと書いて見ました。
おっさんと年増の方ばかり書いてると誰得ですので、たまには良いんじゃないでしょうk(グシャ!