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SEED-クレしん_07-586_02

Last-modified: 2009-08-08 (土) 17:49:35
 

みんなで(ちょっと変則的に)プールに行くゾ
《後編》

 
 

 まあそんなこんなで、シンにマユ達はプールを楽しんでいたのだが……その時。

 

??? 「お?アスカにヤマトじゃん……お前等もプール来てたのかよ?」
マユ  「え……? げっ!あんた意備理 鯛洋(いびりたいよう)?うわ、イヤなのに会っちゃったなあ……」
キラ  「誰?」
エル  「エル達の隣りの2組の子で……ことあるごとに私とマユちゃんに嫌がらせするの」

 

シン  「なにィ……?」

 
 

鯛洋  「一生懸命のとこ悪いけどさ、いくら練習したって来週のクラス対抗水泳リレーには勝てないぜ?なにせ……」
鯛鴨  「俺達、意備理5兄弟が全員出場するんだからな!」
ルナ  「お、同じ顔が5つ!?ひとりは女の子らしいけど……き、気持ちわる!」
ラクス 「同じ顔、ということはこの人達は五ッ子ですか?
     これはまた、同じ双子でもキラにカガリさんとはえらく違いますね」

 

鯛出巣 「それにさ、ヤマトみたいに未だにビート板使わなきゃ5メートルも泳げないんじゃあ
     そもそも勝負にすらならないしな!」
マユ  「な、なによ!転入生だからって甘くみないでよね!
     練習すれば上手くなるもん!きっと上手に泳げるようになるんだから!」
鯛菜  「ははは!無理無理!」
鯛太郎 「そうそう、ここは大人しく諦め……はうッ!?

 

しん  「ふっ……また、つまらんケツにカンチョーしてしまったゾ。」
鯛太郎 「おおうぅぅぅぅぅ! こ、このガキ!何をしやが」
シン  「だまって聞いていれば……てめーら好き勝っ手言ってくれるじゃないか?ええ!」
鯛洋  「こ、恐ッ!だ、誰こいつ?」
シン  「1組のもんだよ! お前等さ、そこまで言うからには当然泳ぎは出来るんだろうな?」
鯛菜  「あ、当たり前でしょ!私たちはほとんど毎日プールで練習しているんだから!あんた達なんかに負けないわ!」

 

シン  「なら決まりだ!来週のリレーを待つまでもねえ……今、ここで俺達と勝負しろ!
     俺達が勝ったらマユ、いやアスカさんに今の暴言を謝ってもらおう!」
鯛鴨  「おもしろい……なら俺達が勝ったら、すっ裸で家に帰れよな!」
シン  「いいぜ。承知したあ!」

 
 

ラクス 「……あの。なにげにとんでもない展開になってる気がするのですが?」
しん  「うんうん。シン兄ちゃんはマユちゃんをバカにされたことで、怪傑ズ〇ットの血が甦ってきたようですな」
エル  「どうなるんだろ……これから」

 

   ※   ※   ※

 

メイリン「皆さんこんにちは!ここ、かすかべ小学校のプールでは世紀の水泳リレー対決が行われようとしています!
     解説には野原しんのすけ君、ステラ・ルーシェさんの2人をお迎えしています。お2人共、今日はよろしく……」

 

しん  「お~お~どっちも頑張れ~~♪」
ステラ (もぐもぐ……)
メイリン「……何食べてるの?」
ステラ 「にくまん。泳いだ後にあったかいもの食べると美味しいよー。メイリンにしんちゃんも食べる?」
しん  「食べる食べる! いっただっきま~す♪」

 

メイリン「……え~……実況は(このスレでは)アスランとの恋の道を断たれ、
     脇役及び実況役ひと筋のキャラとして生まれ変わった、私メイリン・ホークが務めます。
     さて!いよいよ第1泳者がスタートの位置に付きます!
     意備理兄弟は……長女の鯛菜が! 4年1組チームはルナねえ、もとい鷹月マリアが先発を務めるようです!」

 
 

エル  「それでは位置についてー。よーい……どん!

 
 

ざばあぁぁぁッ!

 
 

メイリン「両者まったく同時に飛び込んだ!果たしてどちらに軍配が……ッて早っ!
     鷹月選手、まるで女イ○ン・ソープかというくらいの見事な泳ぎ!
     瞬く間に鯛菜選手を引き離していきますッ!」

 

鯛菜  「そ、そんな!私は兄弟のなかで1番泳ぐのが速いのよ!?そ、それが……そんなッ!」
ルナ  「泳ぐのに餓えたスイマーを阻めるものは何もないわ! ほらほら遅い遅い!ちゃんと付いてきなさい!」
鯛菜  「くううう!こ、この……!」
ルナ  「ほほほほほッ! 私は人魚よ、人魚は私よ! 圧倒的なまでに差をつけて……はいタッチ!」
ラクス 「はい、あとはわたくしにお任せを」

 
 

メイリン「これはすごい! 鯛菜選手はまだ折り返し地点でターンしたばかりなのにもうゴール!
     お姉ちゃ、いえ鷹月選手恐るべし!
     さて次の倉院選手は……おお? 手にはビート板、足はバタ足……こ、これは!」
ステラ 「(もぐもぐ)知ってるの?ら〇でん」
メイリン「この泳ぎはスーパーヒーローの中でもさらにスーパーな、
     ある王家が一子相伝で代々受け継いでゆく伝説の泳ぎ!
     そのバタ足は後ろから迫り来る炎すら退けたという、攻防一体の戦闘水泳法!
     その名も……秘伝!キ〇肉泳法!」

 

しん  「(もぐもぐ)……でも実体はただのバタ足だゾ」
メイリン「……そうよねえ。しかも遅いし………あ。意備理兄弟の第2泳者に抜かれた」

 
 

ラクス 「はあ、はあ……す、すいませんキラ。私、実は泳ぐのあんまり得意ではないんです……」
キラ  「大丈夫さラクス!僕が遅れを取り返すから……とう!」

 

メイリン「キラ・ヤ……いえ大和選手行ったーーー!
     さすが速い速い!あっという間に意備理 鯛鴨に追いつき……今、ブッちぎりで抜かしました!
     さすがスーパーコーディネイターは伊達ではないか?!」

 

キラ  「これくらい軽い軽い! さあ、後は次のシン君にタッチするだけ……(ごきゅ!)おおうッ!
     あ、足が……足が吊ッたあぁぁぁ……!

 

しん  「……」
ステラ 「……」
メイリン「……えー……いくらスーパーコーディネイターといえど、普段から体を鍛えないとこうなりますという……
     って、なんか前にも同じような事を言った気が?」

 
 

鯛鴨  「よし!頼むぜ鯛出巣!」
鯛出巣 「まかせろ!」
キラ  「あ、あとはお願い。シン君……がくっ。」
シン  「よしきた!」

 

メイリン「足を吊ってもさすが種の主人公。
     本編では見られなかった不屈のガッツで、どうにか飛鳥選手に望みを託しました。
     でもかなり離されて、逆転はもう……ええ?!」
しん  「おお~!シン兄ちゃん速いはや~い!」
ステラ 「うぇーい、シンがんばれー!」

 

鯛出巣 「げえ!後ろから怒涛の如く追い上げてくる? こ、恐ッ!」
シン  「俺の妹をバカにしやがって、無事で済むと思うなよ?
     ニトロオン!スーパーチャージャー起動!ブーストポッド作動! エンジン臨界点へカウントスタート!」
鯛出巣 「な、なんだよ!ニトロとかブーストって……くそおおおお!」
シン  「こいつ……!だああああ!」

 

メイリン「鯛出巣選手も意地を見せる!これで2人はほぼ同時に……ゴールイン!
     勝負の行方はアンカーの鯛洋とマユちゃんに託されたー!」

 
 

鯛洋  「や、やるじゃねーか……!だが!俺とアスカのタイマンで、負けるワケにゃいかねーーー!」
マユ  「いっぱい練習したんだもん!だから絶対、絶対に勝てるんだから!みんなの為にも……
     えーーい!

 

シン  「がんばれマユ! 最後の勝負の分かれ目は技術じゃあない!負けたくないという気持ちだぞ!」
キラ  「が、がんばってマユちゃん……いてててて!」
ラクス 「マユちゃん頑張ってください! 負けたらどんなに努力しても全て無駄ですのよ……
     敗北で得るものなんて何もないのです!」
ルナ  「……あなたが言うと、妙に説得力があるわね?」 

 

エル  「マユちゃん!もう少しだよーー! がんばってーーーー!」
マユ  「はあ、はあ……たあああああああっ!

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

 そして……戦いは終わった。

 

マユ  「はあ、はあ……うっ……みんなごめんね……マユ、マユ……負けちゃったよう……」
ルナ  「しょうがないわ。勝負は僅差だったんだから……むしろよく頑張ったわよ」
しん  「マユちゃん、立派だったゾ!」
エル  「そうですよ!恥じることなんてないです!」
マユ  「みんなあ……あ、ありがと……ぐすっ」

 

キラ  「でも……僕たち、勝負に負けたら裸で帰らなきゃいけないのでは?」
ラクス 「う~ん。それは問題ですわね……」

 
 

鯛洋  「……いいよ、その約束は無しでさ……すまねえアスカ。お前がこんなに泳げるなんて知らなかったぜ」
マユ  「意備理くん……」
鯛菜  「今日の勝負は私たちにとってもいい勉強になったわ。来週の本番じゃ手加減しないわよ!」
エル  「鯛菜ちゃん……うん、私たちももっと練習する!次は負けないよ?」
鯛鴨  「こっちこそ!」

 

ステラ 「なんか……みんな仲良くなれたみたいだよ?良かったね♪」
メイリン「そうね。めでたしめでたし、かな?じゃあ私もそろそろ帰る準備しよっと」

 
 

鯛洋  「な、なあアスカ。仲直りに……その、握手してくれねえ、か?」
マユ  「いいよ。じゃあ仲直」
シン  「(とっさに横から割り込んで)いやあ~本当にいい勝負だったよ鯛洋くん!
     と、いうわけで……握手♪」
鯛洋  「(ごきゅ!)痛ェ!?」
マユ  「お、お兄ちゃん?」
シン  「テメェ……(ごきごき)人の妹にさんざん暴言吐いたくせに、勝負の後は都合良く仲直りってか?この……!」

 

メイリン「あ~、シンったら鯛洋くんと握手すると見せかけて手首の関節キメてるわ。
     妹をバカにされた兄の執念って、恐ろしいわねえ……」
鯛洋  「(ぐきゃ!)ぐええええ!?」
しん  「あ、手首の関節を外されたらしいゾ?」
ステラ 「な~む~~」

 

   ※   ※   ※

 
 8月×日 晴れ

  今日はお兄ちゃん達のせいで、学校のプールで色々ドタバタしちゃいました。
  でも……けっこう楽しかったです。
  明日からエルちゃんと一諸にもっと水泳の練習をしなきゃ。
  ルナさんにコーチしてもらうのもいいかもね!
 
 

「ふう……今日の日記はここまでにしとこ。みんな、じゃあねえ~~♪」

 
 

(おしまい)

 
 

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