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SEED-クレしん_12-166

Last-modified: 2009-06-18 (木) 20:24:54
 

~平成20年1月12日。野原家の庭で~

 

ひろし 「うーし、それじゃあみんな。一日遅れだがこれから鏡開きやるぞ~」
しん  「ねえねえシン兄ちゃん、カガミビラキってなに?」
シン  「正月の間飾ってあった鏡餅を砕いてみんなで食べるんだよ」
しん  「おお~」
みさえ 「今年の鏡餅は奮発してかなーり大きめのサイズだから砕くの大変そうだけど………大丈夫?」
ひろし 「まあ見てろって」

 

ルナ  「お餅……いいわねえ~♪ お雑煮、おしるこ、焼いてお醤油、油で揚げてお砂糖、あんこ、
     きな粉でまぶして食べるのもいいし……ああ希望が湧く夢が広がるわ~~♪」
むさえ 「へえ~?でも調子にのって食べ過ぎると太るよ~?」
ルナ  「平気平気♪ 妹のメイリンと違って私いくら食べても太らない体質だから♪」
メイリン「なんだとこのアマ」

 

ひろし 「いいかしんのすけ。鏡餅は木槌で叩くまえにこう水で洗ってある程度漬けておくといいんだ。
     こうすると柔らかくなるからな」
しん  「ほうほう」
シン  「物知りですねー」
ひろし 「んじゃあ水から引き上げた鏡餅をタオルでふき取って、と。いくぞ~………てりゃ!」

 

ゴイ~~~~ンッ!

 

ひろし 「…………」
しん  「お?」
シン  「ど、どうしましたひろしさん?」
ひろし 「…………い……いってえ! な、なんだこの餅?全然柔らかくなってねえぞ!?」
みさえ 「確かにあまり形が崩れてないわねえ。1時間は水に浸しといたのに……」
シン  「木槌貸して下さい!今度は俺が……たあ!」

 

ゴキャ!

 

シン  「痛ェ! て、手首が、手首がああ!」
ルナ  「あーあ、無理に力を込めたから手首をひねったのね。
     ちょっと待ってなさいえーと救急箱、救急箱……」
しん  「どうするの? このままじゃお餅食べられないゾ」
ひろし 「うーん………しょうがねえ。こうなったらその道のプロに頼むとしよう」
むさえ 「プ、プロ? 鏡開きの?」

 

ひろし 「いや、ハンマーのプロだ」

 

   ※   ※   ※

 

???  「話は聞かせてもらったッ!」
みさえ  「だ、誰!?」
しん   「おお電柱の上に人影が~」

 

アズラエル「年のお餅に食欲乗せて! 灯せ調理のガスバーナー!
      屋台店主ムルタ・アズラエル、定刻通りにただ今参上!」
しん   「ムルタさん! やっぱり来てくれたのね~♪」
シン   「な、なんだなんだ?!」
ひろし  「アズラエルさん、これを!」

 

 言うなりひろしはアズラエルに木槌を投げた。
 アズラエルは電柱の上からジャンプ一番木槌をキャッチ!

 

アズラエル「ハンマーコネクトオォォ!」
むさえ  「懐から何かを取り出した?あれは…………クギ?」
アズラエル「ハンマァァァ………ヘル!」

 

ゴキャ!

 

みさえ  「鏡餅のド真ん中にクギが打ち込まれた?」
アズラエル「ハンマァァァ!ヘブンッ!」
ひろし  「クギ抜きでクギをひっこぬいた!」
しん   「鏡餅には無数の亀裂が入ってるわ! 今よマイ……ムルタのおじちゃん!」
シン   「だからしんちゃんってばどーしちゃったんだよお!」

 

アズラエル「光に! なれえェェェェッ!」

 

ドガシャ―――ン!

 

ひろし  「や……やった!」
メイリン 「あんなに大きな鏡餅がいともたやすくバラバラになるなんて……!」
みさえ  「それはいいけど、庭中にあちこち飛び散ったお餅どうするのよ」
アズラエル「え!いやあの、その……僕は砕くのが専門ですし」
ルナ   「……しょうがないわねえ。みんなで手分けして拾い集めましょうか」

 

イザ―ク 「その仕事! 俺達にも手伝わせてもらおう!」
シン   「うわッ? ど、どこから現われた!?」
ディアッカ「ま、細かいことは言いっこナシだぜグレィト!」
ニコル  「そ、その代わり僕達にも少しお餅分けてください……ここ数日ロクなもの食べてなくて……」

 

ラクス  「近くを歩いてたら凄い音が聞こえたので立ち寄ってみたのですけど……」
キラ   「どうしたのこれ?」
エル   「お餅、かな?」

 

クロト  「爆!散!」
シャニ  「壮絶だな……」
オルガ  「うちの鏡餅も昨日おっさんが割って部屋中に瞬脱装甲弾させやがったしなあ。
      他人事とは思えんぜ……手伝ってやるか」

 

カガリ  「お、鏡開きか? いやーオーブにいた頃を思いだすなあ。
      こう毎年奈良の大仏サマくらいの大きさの鏡餅をM1アストレイでな…」
アスラン 「俺だったら鏡餅を削って俺だけのジャスティスフィギュアを製作するな」
コニ―ル 「そんで1月11日に叩き割られる、と」
アスラン 「嫌―――――――ッ!?」

 

ギル  「どうしたね。みんなして集まって……」
タリア 「ううっ太陽が黄色い~頭がくらくらするわ~……」
レイ  「地下に篭りすぎです、店長」
ハイネ 「変な意味じゃないぞ。念のため」

 

しん 「なんかいつの間にかみんな集まってきたゾ」
シン 「いいんでない?どうせ俺達だけじゃこんなデカい餅食いきれないんだし」

 
 

 そんなわけで、砕いた鏡餅はみんなで美味しく頂きましたとさ~

 
 

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