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SEED-クレしん_15-リレーSS01_04

Last-modified: 2009-04-27 (月) 14:09:34
 

 そんなこんなで今年もいろいろあったけど、シンたちの盆休みも今日で終わりとなった。

 

アスカ母 「マユ、全部もてる? きゅうりとかトマトとかエンドウ豆とかいろいろ入れたけど……」
マユ   「大丈夫だよ~。スイカとか大きなのは宅急便で向こうに送ってもらったし、これくらいへーきだよ」
カガリ  「お世話になりましたおばさん」
アスラン 「そろそろ向こうでもほとぼり冷めてると思うし、俺たちも春日部に帰ります」
アスカ母 「みんな元気でね」

 

アウル  「いやーそれにしても、ゆうべの枕投げ合戦は面白かったよな~~♪」
スティング「調子こいて枕に石仕込んだバカがいたけどな」
ステラ  「バレて裏の木に吊るされたんだよね。アウルだいじょうぶ?」
アウル  「ん?ああ、蚊に喰われたのがちとまいったがま、朝まで逆さに吊るされながらこうぐーすか寝た」
スティング「タフな奴だなー」

 

しん   「……?ねーねーシン兄ちゃんは?」
ルナ   「そういえば見ないわね。どこいったのかしら……」
アスカ母 「シンならうちの父さんと畑いってるわよ」
ルナ   「出発目前になってもまだ仕事させるんですか!?アスカ家って厳しいんだなあ~」
アスカ母 「どうかしら?これはあの子が自分から言い出したことだし」
しん   「ん?どゆこと?」
アスカ母 「つまりね、あの子もあれで文句ばかり言ってるけど………」

 
 

 ~で、その頃のシンは父親と地味に畑仕事していた。

 

シン   「父さん、こいつはゴミ置き場でいいのか?」
アスカ父 「ああ」
シン   「ここのシソの葉、もう取れるだけとっちまうぞ」
アスカ父 「ああ」
シン   「……」
アスカ父 「……」
シン   「……おい」
アスカ父 「……なんだ」
シン   「そのうちまた気が向いたら帰ってきてやっから……あんま無理すんなよな」
アスカ父 「お前こそ向こうの人たちに迷惑かけるなよ」
シン   「ふん、大きなお世話だい」
アスカ父 「……またマユ連れて帰ってこい」
シン   「……ああ。じゃあな……俺もういくぜ」
アスカ父 「見送りにはいかんぞ」
シン   「いらねえよ!………ん、じゃあな父さん。また……来る」
アスカ父 「ああ。元気でやれよ、シン」

 

シン   「おまたせ~~!」
マユ   「お兄ちゃんおそーい!」
しん   「また働かせられたの?」
シン   「そーなんだよ~~まったくあのクソ親父、最後まで俺を酷使しやがって!」

 

ルナ   「へえ~~?」
ステラ  「……やっぱり」
シン   「な、なんだよ?」
ルナ   「別に~?ま、あんたにも『少しは』健気なとこがあるんだなーって、そう思っただけよ~」
ステラ  「シン、素直じゃないね」
シン   「は、はあ?」

 

アウル  「おい秋田駅行きのバスがきたぞ~!」
カガリ  「乗り遅れると新幹線に間に合わないからな」
シン   「へ~い今いくよ~~! ……んじゃ帰るか。俺たちの家に」
しん   「ほーい♪」
アスラン 「それにしても俺たちは盆が明けて次の日にはもう仕事か。やれやれだなシン」
シン   「……もう一日休み欲しいなあ」
しん   「ぼやかない♪ ぼやかない~♪」
シン   「く、くそぉ……夏休みがある園児はこれだから……!」

 

シン   「………」
しん   「ん?どうしたのシン兄ちゃんちじーと見ちゃって」

 

シン   (じゃあな、父さん母さん。俺とマユが帰れるこの世でただ一つの場所。
      また……来年あたり帰って来るぜ)

 

ステラ  「シン?」
シン   「なんでもない! じゃあ帰ろう春日部へ!」
しん   「お?急に元気になったゾ」

 
 

 ……とまあこうして、今年のシンの里帰り盆休みは終わったのであった。

 
 

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