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SEED-クレしん_16-235_番外編

Last-modified: 2009-05-23 (土) 13:24:11
 

 連休明けの週末……スーパーミネルバの屋上では、今まさにイノベイジャーとソレスタルブーイング、宿命の再戦が行なわれようとしていた。

 

アレハレ男爵(レイ)「今日こそ正義にトドメを刺してやるぜエ! 俺、参上!」
セッツナー(シン) 「まだまだ無駄にテンションが高いなあレイの奴……」
女帝スメラーギ(ルナ)「きっと劇場版の余韻がまだ残っているのよ」

 

イノベ緑(ヒリング) 「いよいよね……勝てるかしら私たち?」
イノベ青(リヴァイヴ)「大丈夫さ。あの闘いでつかんだ僕達の新必殺技があれば……!」
イノベ赤2(ブリング)「うむ。そうあれは数日前のこと……私たちは……」
ヒリング「あ、回想いきます?」
ブリング「五レスほどいきますが何か不都合でも?」
ヒリング「いえいえ。それでは回想どーぞ。ぽわぽわぽわ~~~………」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

 数日前……秩父の温泉旅館で、宴会の最中に紅龍の眠り薬で男どもがブっ倒れたあとの事……
 女性陣は思う存分温泉を楽しんでいた。

 

ヒリング「……」
ラクス 「な、なんですの? わたくしの胸をじーっと見て」
ヒリング「いいなあ……と思って。みんな胸が大きくて羨ましい……」
ラクス 「そうですか? わたくしなんか控え目な方だと思いますが…」
ヒリング「私なんかAカップですよ……ないも同然に比べたらまだマシじゃないですか……」

 

クリス 「いいじゃない別に。小さいのも可愛いじゃない」
マリュ―「そうよ。胸が大きいなんて肩こるだけなんだから」
ヒリング「そうですかあ……? 大きい人に言われてもなあ」
みさえ 「ヒリングちゃん同じ盆地胸同士、仲良くしましょ♪」
ヒリング「あ、少し気が楽になりました!」
ステラ 「うぇーい。水鉄砲だぴゅ~」
ヒリング「あッ! この~やったわねえ」

 

むに。

 

ステラ 「にゃ? おっぱいわし掴みされた~」
ヒリング「どうすればこんなに大きくなるのよ! ここか? ここに秘密があるのね!」

 

むにむにむにむにむにむにむにむに

 

ステラ 「は、ははは! やめてくすぐったい~~」

 

ミーア 「あー平和ねえ~」
アニュー「男の人の目を気にすることなく、女だけで混浴露天風呂ですものね」
タリア 「景色もいいし最高ね」
しん  「………今のオラ……とっても…………ふり~だ~む……♪」

 

   *   *   *

 

 だが。そんなほのぼの空間に予期せぬ脅威が迫りつつあった。みんなしてすっかり忘れかけてた………

 

チ○キ 「負債ッ参!上! この好機をまっていたわよほほほほほ!」
フ○ダ 「男キャラは全員睡眠状態で戦闘不能、MSなどの機動兵器はなし……女子供だけならさすがに楽勝だな」
チ○キ 「いけッバイトのアニメーターども! キラきゅん達をさくっと拉致ってくるのよ!」
戦闘員 「イーッ!」

 

ピピピ……ピピピピ……

 

ヒリング「あら……イノベフォンに着信が。もしもし?」
ステラ 「う~ようやく胸もまれるのから解放された~」
ヒリング「はい、はい……なんですって!分かりました今行きます!」
マリュー「あらもう上がるの?」
ヒリング「……どうやら敵がきたようです」
みさえ 「敵……?」

 

   *   *   *

 

チ○キ 「キラきゅんにシンたんはまだ見つからないの!」
フ○ダ 「ムウとバルトフェルドは確保したらしいぞ」
チ○キ 「おっさんなんかどうでもいいの! 若い男の子がいなくちゃ意味ないでしょ!」
??? 「そこまでだッ!」
チ○キ 「え?な、なに!?」

 

ドゴゴ――ン!

 

 いきなり4色の爆発が。これであわれな下っぱアニメーターが数人吹き飛ばされた。
 そして……旅館の屋根に人影が!

 

デヴァイン「イノベレッド!」
ブリング 「イノベレッド2!」
リヴァイヴ「イノベブルー!」
ヒリング 「イノベグリーン!」
リジェネ 「イノベバイオレット……はあ、なんで僕がこんな時間外労働を」
デヴァイン「脳に響くは正義の指令! 脳量子戦隊ッ!」
4人   「イノベイジャ―――ッ!」

 

ドゴゴゴゴ―――――ンッ!

 

 いつの間にこんな大量の火薬を地面に仕込んでいたのか。この大爆発でさらに大勢のアニメーターが犠牲になった。

 

チ○キ  「な、なによあれ!あち、あちちち!」
フ○ダ  「しばらく来ない間にこの世界にも変なのが増えたなあ」
ブリング 「善良(?)な市民を拉致ろうとする北○○の手先め! その悪行、天が許しても我々が許さん!」
フ○ダ  「どうする? バイトは全滅だぞ……」
チ○キ  「こうなったら奥の手を見せてあげるわよ! みて驚きなさい……!」

 

ゴゴゴゴゴ……!

 

ヒリング 「な、なに? この地響きは」
リヴァイヴ「見ろ! あれは……!」

 

 巨大な影がその姿を現した。
 黒いボディの巨人……

 

ラクス 「あの姿、見たことありますわ。たしか……そう、カンタムロボ!」
しん  「全然違うゾ! 体中まっ黒だし釣り目だし……」
チ○キ 「ほほほ!見たこの雄姿? これぞ名付けてブラックカンタム!
     クレしん世界のヒーローにやられる気分を味わいなさいな!」
しん  「こら~! カンタムのまねっこはオラが許さないゾ~~!」

 

デヴァイン「拙いな……いくら我々でも機動兵器が相手では」
ヒリング 「ダメ元でもイノベイド・バズーカを撃ってみましょうよ! もしかしたら効くかもしれないし!」
リジェネ 「尻が完治してないから僕は嫌だ!」
リヴァイヴ「まいったな、どうすれば」

 

ティエリア「ひとつだけだが戦う方法はある」
ブリング 「ティエリア……? 聞こう。その方法とは?」
ティエリア「簡単なことだ。こちらもロボットに乗ればいい。ほら、お前達のMSをもってきた」
リヴァイヴ「僕たちのって……? あっ!これは僕のガデッサ!」
ヒリング 「私のガラッゾもあるわ!」
ティエリア「もちろんすべて修理済みで地球に優しいGN粒子で動く。これなら奴と戦えるだろう?」
デヴァイン「よし……みんな乗り込め!」
4人   「「「「おう!」」」」

 

 それぞれのMSに乗り込んだイノベイジャーが空に舞う。
 なにげにそれぞれ赤や緑を基調とするカラーリングを施されている所が芸が細かい。

 

チ○キ  「まさかMSをもっていたなんてね……でも」
リヴァイヴ「GNメガランチャーを喰らえ!」
ヒリング 「GNビームクローで引き裂いてあげるわ……!」

 

 イノベイジャーの一斉攻撃! しかし……

 

デヴァイン「なにッ! 効いていない……だと?」
チ○キ  「ほほほ! 無敵のブラックカンタムロボに、そんな蚊トンボの攻撃が効くと思って?」
ヒリング 「直撃したのに倒せない敵なんてはじめてだわ」
リヴァイヴ「これが噂に聞くスーパーロボットという奴か!」

 

 大苦戦のイノベイジャー。そしてその姿を複雑な気持ちで見る一つの影……

 

アニュー 「………みんな」
ティエリア「彼らが心配か?」
アニュー 「少しの間とはいえ……共に戦った仲間ですから」
ティエリア「そうか……だがこのままでは彼らは負けるだろうな」
アニュー 「そんな……!なんとかならないのですか!?」
ティエリア「勝てる手はある。だがそれにはアニュー・リターナー、君次第だ」
アニュー 「私の?……わかりました。ヒリングたちを助けられるのなら私何でもやります!」
ティエリア「いい覚悟だ。ならば……さあこれを」
アニュー 「なッ……!? テ、ティエリア……あ、あ、あなたって人はッ!」
ティエリア「ふふふ。恨むのなら君の生まれの不幸を恨むのだな! さあ 絶 望 したまえ」
アニュー 「い、い、い…………いやああああ~~~~~~~!」

 

   *   *   *

 

リヴァイヴ「くッ……! こんなに攻撃を命中させても倒せないなんて……」
ブリング 「どうすればいい? どうすれば……」
チ○キ  「さあ潔くトドメを喰らいなさい! いくわよカンタムパーンチッ!」
デヴァイン「ここまでか……!」

 
 

???  「ま、ま、ま、待ちなさい!」
フ○ダ  「なにッ誰だ!?」

 
 

 声の方向を見るとそこには何故か桃色に塗られたガッデスが!……そしてその肩に桃色の服を着た新たなヒロインの姿!

 

アニュー 「え、えーと……の、脳量子に導かれ!仲間の危機を救いにか、華麗に参上! イノベピンクッ!
      ア、ア、アニ……匿名希望ッ!」
しん   「おお~! お約束の新隊員だゾ!」
ラクス  「匿名希望ですって? 正体は誰なのかしら?」
ミーア  「気になりますね~」

 

アニュー 「ああライルごめんなさいごめんなさい……!
      こんな恥ずかしい格好してポーズ決めてる私を許して~~!」
デヴァイン「決心してくれたかアニュー」
ヒリング 「こちら側の世界にようこそ♪慣れるとこれはこれで気持ちいいんだから~」
アニュー 「い、いやああああああ! こんな恥ずかしいカッコに慣れたくない~~!」
チ○キ  「なにあれ? 頭抱えて悶えてるわ」
フ○ダ  「妙に悩ましげだな」

 

ティエリア『いつまでも恥ずかしがっているなアニュー。そろそろ反撃といくぞ』←脳量子波通信
ブリング 「反撃? しかしティエリア、あの敵にガッデス一機が加わったところで……」
ティエリア『こういう場合のお約束は決まっている……合 体 だ!
デヴァイン「合体!?」
ヒリング 「合体……♪」
リヴァイヴ「無理だろ」
ティエリア『僕を見くびるな。君達のMSをちゃーんと合体できるように改造してある……ヴェーダの力でだが』
リジェネ 「もはやなんでもアリだな」

 
 

デヴァイン「そういう事ならばやってみるか! ではいくぞみんな……脳量子合体!

 
 

 6体の機動兵器が、ムゲ○バインのごとく強引に合体してゆく。
 それはもはや理屈とか常識とか全部無視した……

 

フ○ダ  「どんな不可能をも可能にする、ご都合主義全開のクレ種00クォリティ……!」

 
 

デヴァイン「イノベイオ―! 天下変革

 
 

チ○キ  「そんなバカな!」
リヴァイヴ「スーパーロボットに対抗するにはこっちらもスーパーロボにってね!」
アニュー 「本当にドッキングできた……?」
しん   「おおおお~~~! カッコいい~~~~!」
ネーナ  「お約束ってすごいわね……」
留美   「ふあ~……私もう寝ますわ。終わったら教えてくださいな」

アニュー 「一気にいきます! GNブレイカー……」
デヴァイン「待てアニュー!それではダメだ。戦隊ロボにはそれに相応しい戦い方というものがある」
アニュー 「え? は、はあ……」
ヒリング 「全員でポーズ決めながら武器の名前を叫ぶの。いくわよ……呼吸を合わせて!」
ブリング 「イノベイ剣ッ!」

 

 ブリングの声と共に空中に巨大な剣が現われた。
 剣を取って構えるイノベイオー……やはり戦隊ロボの必殺武器といえば剣だ。

 

チ○キ  「くっ!な、なによこれ……体が動かない!」
フ○ダ  「ああ、これはもうダメだな。お約束にハマってしまったようだ」
チ○キ  「なによお約束って!」
フ○ダ  「戦隊のお約束……敵はヒーローロボの必殺技を避けることは許されない。
      必ずその身に受けること」
チ○キ  「そ、そんな!」

 

デヴァ 「イノベイ剣! 脳量子斬りッ!」
他5人 「「「「「脳量子斬りッ!」」」」」」

 

ズバッ! ドゴゴゴ――――ンッ!

 

 イノベイ剣の右袈裟斬りにブラックカンタムはあっさり爆散した。

 

チ○キ 「お、憶えてなさい―――!
     私たちはあんた達に負けたんじゃない!お約束に負けたんだからッ~~~!」
フ○ダ 「やれやれ。今回も失敗か……とりあえず捕まえたムウとバルトフェルドは置いていこう」
チ○キ 「あ、こら! なに余計なことしてるのよ!」

 

 こうして負債の脅威は去った……朝日を浴びて雄雄しく立つイノベイオー。

 

   *   *   *

 

デヴァイン「勝ったな……正義の勝利だ」
ブリング 「ふ、こういうのもいいものだ」
ヒリング 「ねえ、これならアレハレ男爵にも勝てるんじゃない?」
リヴァイヴ「だな。じゃあこのままイノベイオーで春日部に飛んでいくか」
アニュー 「あの……私は降ろしてください。旅行の続きがあるので……」
ヒリング 「ねえアニュー。あなたこのまま私たちの仲間にならない?」
アニュー 「……恥ずかしくて死にそうだからやです」
デヴァ  「そうか。ならさらばだ。今度我々の事務所にでも遊びにきてくれ」
アニュー 「そのうち気が向いたら……はあ~ライルが今の私見たらどう思うかしら……
      もう二度としたくないわよこんなの~」

 

 こうしてイノベイジャーは新たな力を手に入れて秩父を後にしたのであった。
 そして現在に至り……

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

デヴァイン「合体!イノベイオー! 天下変革!」
レイ   「お、おいおいおいおい! デカすぎんだろーが!」
ブリング 「イノベパンチッ!」
レイ   「ぶふッ!?」
シン   「あ。レイが押し潰された」
ルナ   「だ、大丈夫なの?」
レイ   「……きゅう」
シン   「うん、さすがギャグキャラ。壁にめり込んで気絶しているだけだ」

 

ヒリング 「これにて一件落着~♪」
マサオ君 「うわあ……いや、これはさすがに卑怯すぎる気がするんだけど……」
風間君  「カッコいい……♪」

 
 

 ますます好調、春日部のローカル戦隊イノベイジャー。
 新たなご当地ヒーローとして、着実にちびっこの人気を獲得していくのであった。

 
 

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