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SEED-クレしん_16-235_03

Last-modified: 2009-05-06 (水) 13:35:50
 

 ……そして。一部の連中がそれぞれ別行動している隙に、一部の男どもは温泉に浸かりつつよからぬ企みをしていた。

 

ムウ  「壁ひとつ隔てた向こうの女湯にいるのは……
     ステラとアニューちゃんとマリュー……はどうでもいいとして、まあそんな所か」
ひろし 「みさえもひまと一緒にひと風呂浴びているはずだぞ」
キラ  「とりあえず、手始めとしては手頃でいいんじゃないんですか?」

 

ヨハン 「沢山風呂があるな。ジェットバスと、電気風呂と……おおッ!? これはビリビリ来る。
     確かにこれは効きそうだ」
ムウ  「おいお前。そんなとこでメモとってないで手伝えよ」
ヨハン 「私は仕事で来ている。覗きがやりたいならそっちだけで勝手にやってくれ」
キラ  「でもこの向こうには裸の美少女たち(一部除く)が温泉に浸かってくつろいでいるんですよ?
     見たいとは思いません?」
ヨハン 「む……」
ひろし 「若いうちは我慢しない方がいいぞ~」
ヨハン 「い、いや! 私は仕事を優先する!」

 

ムウ  「頭が固い奴だな。ま、いいや俺達だけで楽しもうぜ」
キラ  「具体的にどう覗きます?」
ムウ  「手回しドリルを持ってきた。こいつで壁に穴を明けるんだよッ、ぐわんぐわんとォ!」
キラ  「地味でキツい作業になりそうですねえ……じゃあ急いでやりましょうか。
     ど~りどりどり、ど~りどりどり……」

 

ガコッ

 

 10分におよぶキラの苦闘の末、遂に黒○ダムもとい仕切り壁に穴が開いた。

 

ひろし 「み、見えるか?」
キラ  「ちょっと待ってくださいって! え~と………ぶっ!」
ムウ  「どうした! 何を見た?」
キラ  「背中だけ……ステラちゃんとアニューさんの……は、裸が……」
ムウ  「なにッ! 俺にも見せろッ」
ひろし 「俺も!」
キラ  「お、押さないでくださいよ! く、苦し………ちょっとヨハンさんまで!」
ヨハン 「い、いやその……」

 

ガゴーンッ!

 

 欲望丸出しの男達のおしくらまんじゅうの末、仕切り壁が盛大にブッ壊れた。

 

アニュー「きゃあ!?」
マリュー「な、なによあんた達!」
ステラ 「ぶくぶく……くらげ」

 

ムウ  「ち、ちきしょ!見つかったか……こうなったらせめて開き直っておもいっきり覗いてやる!」
キラ  「いざ覚悟ッフリーダームッ!…………て」
ひろし 「なに? それ」
みさえ 「これ? 水着」
ヨハン 「なんでそんなもの着ているんです?」
アニュー「いざという時のための用心にと指宿さんから渡されて……」
キラ  「じゃあ僕が必死に穴開けたのは」
マリュー「骨折り損のくたびれ儲け?さて……」
みさえ 「覚悟はできてるわねェ~~?」
ムウ  「ひ、ひええええ………」

 

ヨハン 「待ってください」
アニュー「ヨハンさん?
     あ、あなたまでこんな卑劣なことに荷担するなんて思いもよりませんでした! 最低です!」
ヨハン 「彼らをそして私を責めないでください。仕方ないんです何故なら……」
ステラ 「なぜなら?」

 

ヨハン 「見てえもんは見てえんだッッッ!」

 

アニュー「う……!」
キラ  「お、男前!?」
ムウ  「いきなりキャラ変わったな」
みさえ 「……なるほど。分かったわ」
マリュー「そうよね……健全な男の子だもの、つい覗きたくなるのも無理ないわよね」
ヨハン 「みなさん、理解してくれましたか!」
マリュー「ええ♪ だから……」

 

マリュー「お前等全員湯あたりしやがれッッッ!」

 

   ※   ※   ※

 

ムウ  「うおおお~~い! 俺達を裸で木に吊るすなよォ!」
キラ  「あ~あ、やっぱこうなったかあ」
ひろし 「まあ覗きは男のロマンだからな。毎度失敗してこういう結果になるのも仕方あるめえ」
ヨハン 「よく考えたらこれは湯あたりではなく、湯冷めでは?」

 

 こうして覗き犯4人は、夕飯まで裏庭の松ノ木にタオル1丁で吊るされた……
 まあ最近暖かくなってきてはいるので、何とか風邪はひかなかったようだ。

 
 

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