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SEED-クレしん_17-510

Last-modified: 2010-04-04 (日) 22:08:12
 

 ある日、Wしんにステラにアウルでのん気に散歩していたのだが……

 

ステラ「あっ……桜の花が咲いてる~」
シン 「桜?いくらなんでもまだ早いんじゃ……」
しん 「んーと、いや確かに桜が咲いてますな」
アウル「ああ……確かに木の枝にいくつかはな。でもまだ全部咲いてるってほどじゃあないだろ」
ステラ「えーあと1週間、ううん5日もあれば満開になるよー」

 

シン 「桜ねえ……ああそういえば今年もやるのかな?お花見大会」
アウル「やるだろ?毎年の恒例だぜ?」
しん 「なんか気乗りしてないみたいだゾ」
シン 「いやー……お花見つーても結局のところ、みんな集まって飲み食い歌うするだけだろ?
    今年はまだ新メンバーいないし、なんかただ飲み食いするのってマンネリで飽きてきたなーと思ってさあ」
ステラ「飲む食べるだけじゃないよーみんなで集まるのがいいんだよー」
シン 「つーてもなあ」
しん 「要するに……なにかサプライズがあればいいわけですな? 主役級の00キャラ参入以外で」
アウル「つーと、そうだな……ラクスのリサイタルとかスィーツの大食い大会とかか?」
シン 「やめてくれ!どういうオチになるのか今から丸分かりだからッ」

 

ステラ「お花見はみんなで楽しまなきゃダメだよ……ん?みんな…………
    そうだシン、こういうのどう?ごにょごにょ……」
シン 「ん………ええっ!そ、それを本気でやろうっていうのか!?」
ステラ「一年に一回しかないんだもの、みんなでぱーっとお花見しよ♪ぱーっとね~~」
シン 「う、うーんそうするとこれは場所取りがいつもに増して大変だぞこりゃ……
    よし一諸にこいアウル! さっそくみんなに根回しだ!」
アウル「お、おい?なんだってんだよ一体!」

 
 

しん 「……2人とも行っちゃいましたな。シンにいちゃんになんて言ったの?」
ステラ「実はね……ごにょごにょ」
しん 「お~それはそれは♪」
ステラ「楽しみだね」
しん 「うんすごく楽しみだゾ♪」

 

 

 桜舞散る春日部の夜景に突如現れた、黒く……巨大な影。
 それはデストロイガンダム。あまりにも圧倒的な存在感を感じさせる漆黒の破壊神……!

 

「ふふ……これでもう……この地はステラのもの……!」

 

 ゆっくり歩を進めるデストロイ。そこに前方からムラサメが2機飛んで来た。

 

「邪魔を…するなぁ――――!」

 

 ステラは迷うことなく熱プラズマ複合砲をムラサメに向けて発射する。ムラサメはたちまち撃墜されていった。

 

「ステラの行く手を遮るものは絶対に許さない……!」
「そこまでだ!」
「ッ!」

 

 いつの間に現れたのであろうか。上空にデストロイを囲む形で無数のMSが。
 ザフト連合オーブ問わずすべての種MSに現在春日部に存在してある00のガンダムまで……全機!
 まさに種00MSオールスターとしかいえないほどの壮観な光景であった。

 

「もう……そこまででいいでしょ?こんな事やめなよ」
「キラ・ヤマト…!ダメ……ダメだよ。まだステラは役目を果してないもの!邪魔をするというのなら……!」
「うッ!」
「消えろ――――!」

 

 今まさにストライクフリーダムに向かってデストロイがビーム砲を発射しようとするその刹那!

 

「でやあああああッ」
「とーう!」

 

 突如どこからともなく猛スピードでつっこんできた蒼い稲妻ッ!
 Wしんの乗るデスティニーがこの場に現れた!

 

「ステラ!」
「シン……!」
「…………えーとその。俺、遅刻しちゃった?」
「うん」

 

 * * *

 

 桜舞散る春日部の夜景。その一角に異様な光景ができていた。
 たくさんの桜の木に囲まれてMSたちが立っている。その足元ではクレしんに種に00キャラたちがお花見をしていた。

 

ステラ 「……だって。今年の場所取りはステラだったんだもん。
     デストロイおっきいから場所とるのに向いてるし」
カガリ 「だからって撃ち落すことはないだろう!?
     デストロイが動いてるから、ちょいとムラサメで職質しにいっただけなのに!」
ステラ 「お花見の場所を横取りしにきたと思ったの」
カガリ 「にしてもだな……なんだこの大量のMSは。こんなの持ち出して戦争でもしようというのか?」
ステラ 「お花見~♪みんなでね、お花見しようと暗い格納庫からぜーんぶ出してもらったんだよ」
カガリ 「は、花見?それだけの為にこんな……」
ステラ 「MSのみんなだって桜を見たいはずだよ~。
     だからね、みんな集まれる場所をステラが確保しといたんだよ」

 

カガリ 「キラに『消えろー』てのは?」
ステラ 「全員がお花見会場に来るまではステラに責任あるもん。それを邪魔するのなら……」
ムウ  「そうだったのか。責任感が強いなステラは~」
ステラ 「えへへー」
カガリ 「そ、そういう問題じゃないだろ――――っ!」

 

ニール 「にしてもMSを全部参加させての花見か……お前らはいつもいつも考えることが豪快だな」
しん  「思いついたのはステラおねえさんだゾ」
シン  「MSを出す許可に場所の手配といろいろ根回しに奔走させられたけどね」
ネーナ 「花とMSかあ……案外組み合わせは悪くはないかも」

 

みさえ 「今日はいーっぱい料理作ってきたからね~。はいどうぞ食べてみて」
アウル 「う、美味めえ……さすが母さんの料理だ」
タリア 「店のお惣菜とかも持ってきたわよ」
ギル  「こちらはあれだな、もう少し自分で手間暇かけてほしいというか」

 

キラ  「はいはーい!僕達それぞれのガンダムで一発芸やりまーす!」
アスラン「オーブで吹き飛ばされた一輪の花!キュアインジャ!
キラ  「オーブで吹き飛んでも懲りずに植えた一輪の花!キュアストフリ!
キラ凸 「「SEEDキャッチフリインジャ!」」
イザ―ク「ひっこめこのキョシヌケェーーー!」
風間君 「振り付けが完璧すぎますよ!」
ミハエル「だからこそ逆にキメえ!おととい来やがれッこの!この!」
キラ  「いたたた!や、やめて!超低出力のビームライフルをちくちく撃たないで~~~!」

 

シン  「うわーみんなもうすっかりデキあがってんなあ」
マユ  「お兄ちゃん色々ご苦労様~はい飲んで飲んで♪」
シン  「ああこりゃどうも…・・てジュースじゃないかこれ」
しん  「お酒はハタチになってたら!」
マユ  「だよね~」
シン  「俺一応、今年の成人式に出たんだけどなあ」

 

デヴァイン「桜か……」
リヴァイヴ「いいもんだねえ。のんびり花の下で宴会するというのも」
ヒリング 「そうよね。向こうにいた時はこういう気分には到底なれなかったけど……うっ!?(びくっ)」
アニュー 「どうしたの?」
ヒリング 「い、いえ……いなり寿司は前に嫌な記憶がちょっと……ははは。
      いやだ私ったら、もうあんな事は二度とないのにねえ」
クルーゼ 「おっとそれは私の」
ヒリング 「ギャ―――――――――!?」

 

ぶりぶり「ほれ」
リジェネ「……なんだ。その灰は」
ぶりぶり「枯れ木に花を咲かせるのだ。お前ちょっといってやってこい」
リジェネ「もう桜は満開だろう。そんなことする必要ないのでは」
ぶりぶり「桜の花をひまわりに変えてみろ、お前は一躍人気者になれるぞ~ん~~?」
リジェネ「どこがだッ逆にボコられるわ!」

 

レイ  「ここ……いいか?お前たち」
ルナ  「あらレイ?あんたから来るなんて珍しいわね。なに?」
レイ  「なに、たまには同期の桜同士で(無論ジュース)飲もうと思ってな」
しん  「お~桜にかけた洒落ですな?」
ヴィーノ「まあギャグのセンスはイマイチけどな」
レイ  「ほっとけ」
ヨウラン「にしても……変われば変わるもんだ。あのレイが洒落を言うとはザフトにいた時は想像もできなかった」
メイリン「アカデミーにザフトかあ。もうだいぶ昔の話に聞こえるなあ」
シン  「そういやそこを卒業したときも桜が舞い散ってたな」
ルナ  「そうねあれから長かったような……短かったような。妙な気分だわ」

 

しん  「でもまあ、言えることはただひとつですな」
シン  「ん?」
しん  「シン兄ちゃんたちはこれからもオラ達と春日部で毎日楽しくやってくこと~♪」
レイ  「……違いない」
メイリン「このMSたちも一諸に、ね」
シン  「だな」

 

 今年もみんなで満開の桜が見れた。
 きっと来年はさらなる仲間が加わってにぎやかになるに違いない。
 そうなることを祈りつつ……Wしんたちはジュースで乾杯する。
 華麗に咲き乱れる桜を眺めながら春日部の夜は賑やかにふけていくのであった。

 
 

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