Top > SEED-IF_30years_25
HTML convert time to 0.004 sec.


SEED-IF_30years_25

Last-modified: 2010-02-21 (日) 06:05:51

対空砲火に接近してくる白い機体。

 

ZGMF-X20A ストライクフリーダム

 

ザフトの試作機、フリーダムの強化機体であり、キラ専用の特別機である
白亜の美しい《

 

「凄い早さだ。全然当たらないぞ」
ザフトのパイロットは思わず叫んだ
ビームを軽々と回避していくその姿に……
あまりの敵機の美しさに自らの体が炎に焼かれていく最中である事を忘れさせる……
彼の乗っていたディンは地上に墜落する前に爆散した

 

「こんな腕で、良くも……」
キラは思わず呟いた
目が潤むのが判る。
時計を見る。6時54分
まだ一時間経ってないようだ。
ガルシア将軍の言う作戦とは何だろうか、そう考えながら機体を前進させた

 

 

「数はこっちの方が上だ。押してダメなら押し倒せ」
バクゥとザウートの大群がフリーダムに接近する。数は200両を超えるであろうか
「隊長、前方に展開中の敵戦車旅団は?」
応戦中のザウートパイロットが尋ねる
「何、連合の戦車兵は臆病だ。気にするな」
その直後、隊長のバクゥの頭部にリニアガンが命中した
「まさか、何とも……」
機体が誘爆する直前、隊長の断末魔の叫びが聞こえた
「どうゆうことだ」
連合のリニアガンタンクが数両、高速で接近してくる
近くに居たジン高機動型がマシンガン応戦したが、全く効かない
「なんだ、効かないぞ……全機、格闘戦装備で切り込む。サーベル用意」
強化装甲か、なにかは知らないがとにかく潰す。彼の頭にはそれしかなかった
バーニアを吹かして、前進した瞬間、後方が爆発した。
おそらくはフリーダムの射撃。一瞬遅かったら命は無かっただろう
次の瞬間、上空が光り、機体を回避させる。直後に、数秒前、機体のある場所を通過した……
だが彼は前方を確認するのを一瞬忘れてしまった
リニアガンタンクが突如、砲塔を上にあげて、車体が変形し始めた
「何だ、変形だと……」
彼が喋り終わる前に、機体の中央をミサイルが貫いていった

 

 

アスランは兵士にたたき起こされた。しかも早朝に。
朝飯を食って急いで着替えていくと、作戦室には赤服と東アジア共和国軍の将校が溢れんばかりに居た
何かあったらしい。
「おはよう、どうした」
一同が振り向いて立ち上ると、敬礼をして出迎えた
「軍団長、大変です。連合に裏を掻かれました」
一番最初に口を開いたのは見た事もない赤服の青年だった
「簡単に言え」
「実は……」
ドアが急に開き、兵士が駆け込んできた
「大変です、軍の補給所が、ロシア軍兵士の反乱で焼かれたのとの知らせが……」
一同にどよめきが走る。
「ラドル司令!」
アスランは黒服の老人を呼び寄せた
「後はお任せします、私は現場に行って一足先に状況を確認してきます」
「軍団長本人が前線に出る必要はありますまい……、それに敵軍にはフリーダムも居るとの情報です
準備してからでも」
「フリーダムが居るのだから、なおさら前線に出て士気を鼓舞する必要が有るでしょう」
そう言うと駆け出そうとしたが、アイザック・マウと風花が両脇を抑え込んだ
「軍団長お止め下さい。フリーダム一機より全体を見てください。何が必要か」
アイザック・マゥが後ろに回ってアスランを羽交い絞めにした
「どうか堪忍して下さい」
風花は腰に抱きついて足を動かせない様にしてる
アスランは項垂れていた首を持ち上げると一言叫んだ
「済まん、許してくれ」
アイザック・マゥを投げ飛ばし、風花を引き摺ったまま、走り去ってしまった
一瞬の出来事に、その場にいた一同は、どうする事も出来なかった

 

 

「変形する戦車だって?ナチュラルにそんな代物が作れる技術が有る筈が無い」
そう僚機の兵士がつぶやいた
「なに、モーガン・シュバリエの戦車隊を倒したこのバクゥだ。キチガイ戦車何か簡単さ」
「そ、そうだな。ナチュラルの戦車風情に俺達、極東特別MS戦闘団が負けるわけがねえ」
モニターを見ると、土埃をあげて接近する機体が見える。数はおよそ一個小隊か
「なんだ?連合にあんな代物ねえはずだぞ」
土埃をあげてる所を見ると、ホバーリングシステムか、キャタピラだろう。
土埃が晴れる前に、ミサイルと機関砲の強烈な挨拶を浴びた
爆発を受けて、一瞬カメラが駄目になったが、モニターが回復するとそこには見た事のないグレーの機体が有った
全体的に角ばっており、見た感じ箱と重火器がついている。後ろから戦車が続いて来る
次の瞬間、眼前の光景に彼は驚愕した
「戦車がMSに、変形?ど、どういうことだ……」
その戦車と呼ぶべきか、MSと呼ぶべき機体がこっちを見て居る。
腕と呼ぶべき場所に有る《箱》をこちらに向ける
彼は死を悟った。腰の拳銃に手が伸びる
「ナチュラルにやられるくらいなら」
《箱》から6発のミサイルが発射され、ホルスターから拳銃を引き出す前に、彼の機体は爆散した

 

 
 

】【戻る】【?