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SRW-SEED_660氏_ディバインSEED DESTINY_番外編02話

Last-modified: 2009-12-26 (土) 14:39:14
 

【作者からのお知らせ】
 ネタ全開のおふざけです。
 右の頬を張られたら左の頬を差し出す位の寛容さでないと、読むにたえないのでご注意を! 若干スレ違い気味ダヨ。元ネタがどこまで分かるかな?
 ゾイドが好きな人には特によろしくありません。
 以上のことが了承できた方のみ、以下へお進みくださいまし。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ディバインSEED DEATINY外伝  キツネ型ゾイドNG編

 
 

 C.E.7×――過去の大戦でDCによって開発された事で兵器開発史に名を刻み、いまや陸戦の王者とされるゾイド。ゾイドコアと呼ばれる特有の機関を有し、自我を備えた金属生命体である。
 軍関係のみならず民間でもパートナーとして、ときには愛玩動物の代わりとしても親しまれるようになった彼ら。
 その全てが女の子ということもあり、一部の性癖の人間達から熱烈な愛情を注がれる彼ら――失礼、彼女らであったが、そんなゾイド達にも無かった事にされたいわば、黒歴史とでも言うべき存在がある。
 実在する動物や昆虫、過去存在した恐竜、幻想の中の生物を模した幻獣型と無数の派生機が存在するゾイド達の中、開発されながらも闇に埋葬された機体と、逆に陽の光をいっぱいに浴びた一部の例をここに紹介しよう。

 
 

機種名:テンコ・クーゲン

 

 キツネ型ゾイドの中でも名機と名高い機体である。ライオン型やトラ型にも匹敵する巨躯を持ち、特に純金と見紛う金色の装甲と御伽噺の中のお姫様の金髪の様に美しくボリューミィな尻尾が特徴。
 数あるゾイドの中でもその見た目の華麗さでは随一と言われている。
 耐久性は平凡ながら運動性、機動性、速力に優れ、学習能力と知能も極めて高く、ときには人間以上に柔軟な発想を持ち、独自の行動を取ってパイロットの危機を救った例は数多い。
 しかしながら、性質がたぶんに気まぐれ屋であり、必ずしもパイロットの言う事を聞くとは限らない気難しい性格をしている。また計算高い一面を持つ反面、極めて喧嘩っ早く、感情の沸点はひどく低い。
 感情の波の起伏が激しい分、情に厚く一度認めたパイロットや気に入った相手には損得勘定を抜きにして、親しく接する傾向があり、ときには自分を犠牲にする事も厭わない。
 非常に食い意地が張っており、人間が摂取するのと同じものを飲食する事が出来る。特にケーキやアイスクリームなどの甘いお菓子といなり寿司を好む。
 いなり寿司を食べている時は、まるで天下を取った様に機嫌が良くなるため、パイロット達は常に常備しているという逸話が存在する。
 またテンコ・クーゲン型の特徴として、雄雌の性別をその日の気分次第で変化させること、人間型への変形機構を持つ事が挙げられる。人間型に変形した場合、キツネ形態の耳と尻尾は残る。
 人間形態に変形する事で、通常のMSなどが使用する手持ち武器が使用できる事と細かい作業をより効率的に行える利点が挙げられる。
 また武装も通常の科学に基づく兵器ではなく、呪術的な武装が用いられた呪術系ゾイドの名機としても知られる。
 ある程度の飛行能力を有し、口から零れる狐火を主武装に幻術の行使や局所的に天候を操作し、雷を降らすなど高い呪術戦闘能力を誇る。
 弟妹機としてテンコ・ギョクヨウが存在する。こちらは陽のあたり具合で銀に見える黒毛のキツネ型ゾイドである。ほとんどクーゲン型と同一の性能だが、こちらの方が気難しい性格をしており、個体数は少ない。
 なお、兄弟仲は良好な模様で、この二機が同戦場に居るとお互いに発奮する事が確認されている。ギョクヨウ型がクーゲン型を庇う行動に出る事が多い様である。

 
 

機種名:オガミイットウ

 

 アカギツネ型ゾイド。極めて平凡な性能を持つ量産型ゾイドである。クーゲン型より後に開発された機体であるが、名機と名高いクーゲン型に比べると、いい所も悪い所もない性能となった。
 こちらにも呪術系の兵装の装備が試みられたがゾイドコアの違いによるものか、期待していたほどの威力は発揮されず、その分ペイロードが想定よりも余裕があったため、通常の武装が採用されている。
 本機の特徴はその平凡すぎる性能ではなく、扱いやすいその性質である。若干流されやすいまでの受動的な性格で、強めに言葉を発すれば大概は言う事を聞く。
 その為新人パイロットにも扱いやすい機体であり、訓練学校をはじめ実際の戦場でも多くの新人パイロットに愛用された。
 またその従順性(気が弱いとも言う)から、熟錬のパイロットに長きに渡って搭乗された例は多く、この場合のオガミイットウ型の戦闘能力はクーゲン型にも匹敵するとされる。
 扱いやすさにおいてはゾイド屈指とされる本機であるが、クーゲン型には頭が上がらないのか、同部隊にクーゲン型が居るとパイロットを無視してまでクーゲン型の言う事を聞く事が全機で確認されている。
 この為、クーゲン型のパイロットの階級・命令権がオガミイットウ型のパイロットより下の場合、部隊の指揮に混乱をもたらす事が報告されている。
 そのような事態にならぬよう部隊編成に気を配らなければならない事が、オガミイットウ型のほぼ唯一の欠点である。
 他に例を見ない特徴としてゾイドコアの分裂(繁殖と見るか否かで学会はいまなお紛糾中である)の際に、必ず子狐型のダイゴロウと一組になる事が挙げられる。
 ダイゴロウ型は大きく成長する事は無いものの、見た目と挙措の愛らしさから所属する部隊のマスコット的な存在となる事が多く、一般市民との交流イベントなどでは引っ張りだこになる事が多い。
 研究の結果、オガミイットウはダイゴロウを自分の子供として認識しているようで、ダイゴロウ型が傍にいる場合、オガミイットウが奮起し、その性能が倍近くなることが立証されている。
 こうなった時のオガミイットウ型の底力はすさまじいの一言で、五対一の戦力差を引っくり返した事もある。
 しかしながら、ダイゴロウ型をあえて危険に晒す事でオガミイットウ型の性能向上を狙う事は、その特性が判明した直後から倫理的な問題点が挙げられ、この戦法を用いた例は極めて少ない。
 ダイゴロウ型を犠牲にする様な戦い方を意図して行った場合、オガミイットウ型からはパイロットとしての資格なしと判断されるのみならず、全ゾイドに搭乗を拒否される。
 これは全てのゾイドがゾイドコアの繁殖ないしは分裂を行うことから、自らの子を危険にさらす様な輩へ本能的に忌避感を抱く為ではないか、と言われているが真相は不明である。
 ちなみにオガミイットウ型は父性が強く、雄雌自在に変化するクーゲン型と並び、全ゾイドが雌であるという結論に対し、疑問を抱かせるきっかけになったことは、今日では良く知られている。

 
 

機種名:クラマ

 

 銀毛の麗しい見た目のキツネ型ゾイドであり、冷やかな瞳とその麗しさから、クーゲン型と並び、キツネ型で五指に入る美しいゾイドとして賞賛されている。
 平均的に温厚な性質のキツネ型にしては異例な事に、氷のように冷たく残酷な性格の機体である。パイロットを含め他者を寄せ付けない冷酷さは、その基本性能の高さに裏付けられているものとされていた。
 耐久力を除くすべての性能が極めて高いレベルで統一されており、余分な武装を排した素体の状態でも、重武装タイプのMSやゾイドを一蹴するほどの戦闘能力を誇る。
 また本機には実験的に本格的な呪具を搭載したスペシャル仕様の機体が存在している。
 キツネ型の中でも個体数の少ない本機であるが、ただでさえ滅多に搭乗できるパイロットが存在しないというのに、そのスペシャル仕様機が実験の最中、破棄寸前まで故障する事態に見舞われてしまう。
 これは搭載された呪具と生命体としての本機の本能が拒否反応を起こしたことが原因と言われている。
 幸い、一命(ゾイドの場合はこう表すべきであろう)を取りとめたスペシャルタイプのクラマは、この事件を境に劇的な変化を遂げることとなる。
 美しい銀毛は赤毛に、冷酷であった性質は穏和で理知的なものに変わり、ある程度以上の実力と人格を備えたパイロットであるならば、搭乗を認める様になったのである。
 機体性能それ自体はワンランクダウンし、キツネ型トップクラスの水準には劣ってしまったが、搭載された呪具がゾイドコアと融合した為、後に開発された機体を含めクラマ型で唯一呪具を自在に操る機体となる。
 なお本機に搭載された呪具は『魔装機の母』と称えられるテューデ・ラスム・アンドー技術大佐が、ヨーロッパの闇に身を潜めていた黒魔術とラングラン式錬金術と精霊魔術を組み合わせて作り上げたものである。
 その製造コストと複雑な工程、希少な材料が必要である為、この呪具は一つだけしか製造されなかった。
 クラマに搭載された呪具はありとあらゆる植物を分析・操作・改造・繁殖し、独自の戦闘植物を生み出すと言うものである。
 これがゾイドコアに融合したスペシャルタイプのクラマは、自身の体内で新種の植物を次々と生みだし、援護・直接戦闘を問わず八面六臂の活躍で多大な戦果を残している。
 また金属生命体であるゾイドに対しても高い薬効を有する特殊な植物の生成も可能であり、最前線で傷ついたゾイドを次々と治癒する姿から、ゾイド乗りからは畏敬の眼差しを向けられていたとされる。
 一時的にゾイドコアを活性化させる事で、短時間ながらかつての銀毛形態に戻る事が可能で、この状態でも植物操作能力の使用には支障なく、精度や生成速度が増し、戦闘能力が増大化する事が確認されている。
 銀毛状態に戻る事でかつての冷酷な性格が一部戻り、パイロットの指示や操縦が不適切であると判断した場合、独自に行動し、味方の援護よりも敵機の撃破を優先した事が確認されている。
 呪具と融合したスペシャル仕様のクラマ型は、赤毛状態では性能が劣っているにもかかわらず、他のクラマ型に対して上位の命令権を有しており、全クラマ型の頂点に位置する機体である。
 長きに渡って兵器開発者の間でどのような理由によって、このような上下関係が構築されるのか、論議されているが万人を納得させる答えはいまだ見つかってはいない。

 
 

機種名:ハゴロモ

 

 極めて特異なキツネ型ゾイドで一個体のみが偶発的に発生した幻の機体である。人間に対して極めて冷酷で敵対心を抱いており、搭乗を許された例はただ一例だけが確認されているのみ。
 本機の特異性は撃墜された際に、他のゾイドコアないしはMSに憑依して依代をハゴロモ化させる霊的能力である。金属生命体として進化の道を歩んだゾイドの霊的な面が表面化した機体とも言われている。
 転生と称されるこの能力は、ボディ・ジャックと後に命名される事になった。
 ハゴロモは転生を重ねるごとに全ての性能を向上させ、主兵装である加重力衝撃テイルの本数を増やす機能を備える。
 この加重力衝撃テイルの破壊力は、一本目の時でもPS装甲さえも一撃で粉砕する攻撃力を誇り、六度目ないしは七度目の転生時には機体本体を狙った攻撃を自動ではたき落とす機能を備えるに至る。
 数が増えるごとに攻撃力も増していて、八本目の加重衝撃テイルが生えた際の攻撃力は、400メートルクラスの戦艦でさえ一撃で轟沈させるまでになった。
 その性格上整備士が触れる事も嫌ったため、本機に通常の兵装が装備された事はこれまで一度もなく、戦場に置いては常に加重力衝撃テイルのみで数多の敵を粉砕してきた歴戦のゾイドである。
 高性能ながら極めて扱いにくいその性質から、パイロットからも嫌われていた本機であるが、九度目の転生に際してその評価は一変する事となる。
 ハゴロモがゾイドコアより人型コミュニケーションデバイスを生成し、みずからパイロットの選抜を行った事がその原因である。
 なおゾイドコアからこのように人型コミュニケーションデバイスが生み出された例は他には存在していない。
 この人型コミュニケーションデバイスは、ストレートの黒髪を長く伸ばしたほっそりとした京風美少女(推定十代半ば~後半)であったと記録が残されている。
 絶世の美貌を誇ったこのデバイスは、数多くのパイロットや整備士を魅了し、無数のファンクラブ、同好会、スレッドを打ち立てた事でも有名である。
 ハゴロモの人気が絶頂を極めた要因は、人型デバイスが数多のパイロット達の中から唯一認めたパイロットに対して性交渉を求め、史上初のゾイドと人類の間にやや子を設けたことだろう。
 ゾイドと人類で交配が可能という空前絶後の事態に、当時の世論と学会は大いに荒れ狂ったが、明確な知性と自我を持ったゾイドや、アンドロイド、一部の特機に対し人権ならぬロボット権を認める法律が発行された事で、事態は沈静化する。
 その後ハゴロモの人型デバイスは経済特区日本の古都・京都は二条城で出産。生まれたハーフゾイドの子供の処遇は最高機密として秘され、性別・年齢・名前に至るまで一般に公開される予定は目下ない。
 なお父親に当たるパイロットは昼と夜とで人格の変わる二重人格者であったと実しやかに噂されているが、真相は不明である。

 
 

機種名:ハクメン

 

 最強のゾイドはどれか、最悪のゾイドはどれか、と質問した場合、DCが生み出したゾイドの中でも、まず第一に名前が挙げられる最強最悪のゾイドの一機である。
 日本国に古来より伝わる金毛白面九尾の妖狐をモデルとした幻獣型兼キツネ型ゾイド。全ゾイドを見渡しても規格外の巨体を誇る本機であるが、当時の技術の粋を凝らして作られたその機体は、大部分が人工細胞によって構成されている。
 一見装甲に見えるボディの外見も、すべては硬質化した生体細胞であり、ゾイドでありながらゾイドコアと主動力機関以外はすべて非金属で構成されている異端中の異端である。
 ズフィルードクリスタルをベースに、マシンセル、細胞活性化ナノマシンを組み合わせて作られた細胞は極めて高い再生能力と、自己改造機能を備え、現存するあらゆる兵器に対して高い耐性を有する。
 また本機が最強の一角として名を挙げられる要因は、主動力機関として搭載されたデ――検閲――ヴの特性によるものである。
 負の無限力をエネルギー源とするこの機関は、かつての大戦で一時、地球側に与したクォ――検閲――ドンの乗機――検閲――ナガンに搭載されていたものをコピーしたもの。
 ハクメンに搭載された■■■・レ■は、その性質を変質させ命あるものが発する恐怖を取り込み、自己の力へと変えて無限大に力を高める機能を得た。
 その影響か、あるいはそもそもそのような気性であったものか、ハクメンは沖縄トラフに設けられていた極秘海底基地より脱走し、その暴威を振るう大事件へとつながる。
 本機の武装は、直径三キロメートル程度の島なら一撃で壊滅させる極大・超高熱の火炎と、それぞれ異なる特性を持った九本の尾である。
 有機物・非有機物を問わず万物を溶解させるナノマシン散布型アシッド・ミスト“シュムナ”や、クジラ型ゾイド“あやかし”、アカツキのヤタノカガミ装甲を強化・発展したエネルギー反射装甲を持つ“くらぎ”。
 くらぎ同様にエネルギー反射能力を持ち、妖艶な美貌を持った女性型の“斗和子”、ハクメンが独自に生み出した異形の生態兵器“婢妖”“黒炎”を無制限に生み出す二本の尾。
 他にも既存のあらゆる装甲・防御バリアを貫く無数の刃を連ねた槍の尾、超高速で吹き荒れる風と雷を伴う嵐の尾を持ち、単独で戦局を覆す絶大な力を誇る。
 なお最後の九本目の尾の能力は不明で、終始加重力衝撃テイルとしてのみ使用された。
 また機体の性能だけでも最強クラスの性能を誇るハクメンであるが、人間以上の知性を持ち、あらゆる知略謀略を巡らし、不和を抱かせて内紛を誘発する様な陰湿で残虐な計略を好む。
 ハクメンが沖縄トラフ脱走に備え、日本区に駐留していた部隊が機能を十分に発揮できないよう手を回していた為、軍の対応は後手に回り、数多くの尊い人命が奪われる事となる。
 日本を蹂躙し、数多の恐怖を食らったハクメンは機体を巨大化・高性能化させ、さらに強大な存在へと進化を続ける。
 かろうじて間に合った軍の部隊も次々と返り討ちにあい、ようやく事態に対処できるだけの戦力が整うまでの間に、数百単位のMSやMA、ゾイドがハクメンによって撃墜されてしまう。
 最終的にはハクメンの暴走に備え用意されていた再生機能を封じる特殊装備“獣の槍”を持つMSアオツキと、ペアとなるMMシリーズ最新機トラの二機の活躍により、かろうじてハクメンの撃破に成功する。
 アオツキ、トラもハクメンとの最終決戦で相討ちとなり、このハクメンの暴走事件によって極東地域の戦力は半数にまで落ち込み、治安維持や軍の編成、戦死者の処遇などによって政治経済が混乱の坩堝と化した。
 最終的な被害はいまだ明確な数字は出ていない。最低3000機の機動兵器、236隻の艦艇が喪失、人的被害に至っては最低でも5000万人以上の死傷者が発生した。
 この際の混乱は数十年に渡って尾を引き、一時はゾイド開発の全面停止にまで陥った一大事であり、多くの人々の心に傷を残した陰惨な事件として記録されている。

 
 

――DC非公式同好会『機動兵器萌え燃え化推進委員会』 擬人化部門 獣っ娘派学会 第十二代名誉会長 極東方面軍長官イイジャナイ・ダッテ・ジョウダンダモノ中将著『ゾイドの可能性』より抜粋――

 
 

おしまい。

 
 

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