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Seed-Crayon_4-786_13

Last-modified: 2008-06-29 (日) 15:53:48

嵐を呼ぶ!春日部温泉旅行だゾ
2日目<その6>
 
~混浴露天風呂~
ひろし 「ふう~~、生き返るぜ…今日は久々に体を動かしたからなあ」
アウル 「みんなで露天風呂に入いるってのもいいもんだな。もちろん男限定だけど。」
しん  「おお~~シャニ兄ちゃんのぞうさん、グゥレィト~~」
シャニ 「見るなよ…ウザイから…」
クロト 「へへへ、照れてやがるぜ!コイツ」
キラ  「ふう、筋肉痛が納まってきた…ここの温泉、すごく効き目があるね。天使湯とは比べ物にならないや…」
ムウ  「あれはあれで風情があるけど、な。」
シン  「あの…俺達の後ろにある岩山の向こうはどうなっているんでしょうね?ちょっと気になるんですけど」
ムウ  「さあ?裏も温泉なんじゃないのか?こんだけ広い露天風呂なんだし……」
風間君 「あ、向こうから誰か来ますよ?僕達以外に入ってる人がいるんだ」
 
ステラ 「あ、シン…それにみんな…」
一同  「……」
Wしん 「いやぁ~~~~んエッチ~~~!」
ステラ 「きゃあ、えっち~」 ←棒読み
 
ルナ  「どうしたの!ステ…きゃあ!なんであんた達が露天風呂に入っているのよ!」
ひろし 「おお~!ルナさんのも中々でか」
みさえ 「死ね!スケベ中年!」
 
カコーン!(みさえが投げた風呂桶がひろしの頭を直撃した)
 
ひろし 「ぐはっ!み、みさえ…お前も居たのかよ…」
タリア 「も、もしかして混浴だったの?この露天風呂!」
マリュー「入り口が正反対なだけで、風呂の中央に巨大な岩山が置いてあるから
     一目でそうだと分からなかったのね。迂闊だったわ」
メイリン「もう信じられない!私、風呂から上がります!」
 
しん  「まあまあ、ケンカするなんてオマタげないぞ。みんなで仲良く温泉に入ろうよ」
ラクス 「あら、ナイスアイデアですわ、しんちゃん。
     殿方達には私たちが見えないように、後ろを向いてて下されば問題ないでしょうし」
メイリン「う、う~ん…それなら…一諸に入ってもいいですけど…」
ルナ  「むう…まあ…しんちゃんがそう言うなら…
     あのね!言っとくけど、少しでもこっちを見たら肘鉄食らわすからね!」
スティング「女は俺達を見放題かよ…逆セクハラじゃねえか?これ」
タリア 「余計な所は見ないから安心しなさい。それに…見られて困るようなモノ、持ってるの?」
スティング「ぐはあっ!…効いた。なんか心にグサっときた…」
しん  「まあまあ、男はぞうさんの大きさが全てじゃないぞ?」
スティング「慰めになってねえよ……」
 
          *          *          *
 
 しばらく一同は、無言で温泉に浸かっていたが…シンと背中合わせで入っていたルナが口を開いた。
 
ルナ  「考えてみれば…不思議ね。
     ここに居る全員…元々、立場も思想も考え方も全然違っていて、殺し合いすらした間柄なのに。
     それなのに…こうして同じお風呂に一諸に入っているなんてね。」
シン  「……そうだな。不思議な縁だと思うぜ、俺も」
ルナ  「縁?」
シン  「俺達は…本当はここに居てはいけない存在なんだ。
     でも誰かが、いや何処かの誰かさん達が俺達に機会を与えてくれたんだよ。
     『この地でもう一度生きろ…失ったものを取り戻せ』ってさ」
まつざか「誰なのかしら?あなた達を春日部に呼んだ人達って…?」
しん  「誰でもいいんじゃない?オラ、シン兄ちゃんやみんなに会えて毎日がすっごく楽しいゾ?」
レイ  「…そうだな。俺達は俺達の好きなように生きればいいと思う。この春日部で、みんなと一諸に…」
ギル  「ふっ……議長だった頃の忙しい毎日が、ふと懐かしく思える時もあるがね」
タリア 「ならスーパーミネルバの経営、手伝ってくれる?ふふ…」
ギル  「むう、それは勘弁してほしいな。今の静かな生活が気に入っているのでね」
 
 
ステラ 「あ…風間君、しんちゃん、見て…雪……」
風間君 「本当だ。雪が少し降ってきた!」
しん  「おお~~、みんなで雪見風呂だゾ~」
ひろし 「へえ…きれいなもんだな。」
みさえ 「たまにはみんなでお風呂入る、ってのも良いかもしれないわね」
アウル 「考えてみれば俺、雪が降るのを見るのは生まれて初めてだな」
アスラン「風流ってやつかな…こういうのも悪くない。なあ?キラ」
キラ  「ああ、そうだねアスラン。それにラクスも…」
ラクス 「そうですわね。こういうのもいいですわね」
ムウ  「マリュー、雪を見ながら一杯やるか?」
マリュー「一杯だけね。お付き合いで飲んであげる。それ以上はダメよ?子供もいるんですからね」
ムウ  「ちえ、こんな時でもお堅い所は変わんねえなあ……」
 
 
ルナ  「縁、か…そうね、あるのかも知れない。私達としんちゃん達との縁…
     ううん、強い絆がきっとあるわ。」
しん  「シン兄ちゃん、またみんなで温泉入りたいね」
シン  「ああ…いつだってみんな一諸で入れるさ。俺達には、もうこの春日部が故郷なんだから」
 
          *          *          *
 
~お風呂上がり~
シン 「なんだか風呂上がりのステラは、ちょっと違って見えるな」
しん 「火照って顔の赤いステラおねいさんも何かせくしぃ~」
シン 「い、言われてみれば…」
レイ 「いつもと違った魅力という所か?」
 
ルナ 「じゃあ、私はどうなのよ?」
シン 「(ルナの顔を見て)う…それは…」
ルナ 「何よ、私は普段どおりってことなの?」
シン 「いや…その…」
レイ 「体が怒りで紅潮していると言うか…」
しん 「…赤鬼(ボソッ)」
シン 「た、確かに!」
レイ 「いい喩えだ、しんちゃん。なおかつ赤髪が鬼に金ぼ…あ……」
ルナ 「(ブチッ)誰が赤鬼ですってぇ~!!オラオラオラぁ~!!
 
 ダブルグリグリ!!(シン、レイに対し)
 
シン、レイ「きゃい~ん!」
 
 
しん  「お?マリューおねいさんも顔が赤いゾ」
シン  「でも、なんか様子がおかしいな…」
マリュー「うふふふふ…うふふふふ…」
 
 そこには目の据わったマリューが怪しい笑みを浮かべていた。
 
ムウ  「……」
しん  「ねえムウのおじさん、マリューおねいさんどうしちゃったの?」
ムウ  「マリューの奴…おちょこ一杯って言っておいたくせに、お銚子四本も呑みやがって…
     勧めた俺がバカだったよ…」
マリュー「ムウ~!!」
ムウ  「わっ!マリューいきなりなんだよ!」
マリュー「うふふ…やっぱ、しんちゃんのほっぺ柔らか~い」(ぎゅ~)
しん  「うれしいけど……い、痛いゾ」
ムウ  「コラ!(マリューの手を離させる)いいか?この後宴会があるけど、
     また呑んだり、ナタルやタリアさんやみさえさんとかに、無理矢理酒を呑ませるんじゃないぞ!」
マリュー「ほーい」
ムウ  「…本当にわかったんだろうな?
マリュー(敬礼)「このマリュー・フラガに、二言はありません!!…ふふふ~」
 
 そう言うとマリューは何処かへ行ってしまった。
 
ムウ  「大丈夫かなぁ、参ったなぁ…」
シン  「苦労しますね」(ルナとかステラはああならないでほしいよな…)
ムウ  「ああ…」
しん  「ふ~やれやれだゾ」
 
 
マリュー「ふふ~私はあまのじゃくぅ~」
 
 ……全く懲りてないようだ……
 
 
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