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Seed-Crayon_6-135

Last-modified: 2008-07-04 (金) 21:37:49

アイドル天使、歌って☆ミーア!だゾ
【番外編】

 

??? 「はい、確かに。それではお届け先はいつもの所で?」
ギル  「ああ。スーパーミネルバの地下、いつもの場所だ。気をつけて搬送してくれたまえ」

 

風間君 「議長さーん!」
ギル  「む?……おお、かすかべ防衛隊の諸君じゃないか」
マサオ君「うわ~大っきなトレーラーですね~~。これって何が乗っているんですか?」
ネネちゃん「引っ越しでもするの?」
ギル  「そういう訳じゃないさ。
     これは……そう、いつかある人物に贈りたいと思っている、ちょっとしたプレゼントでね」
ボーちゃん「ある、人物……女の、人ですか?」
ネネ  「まあ!って事はこれに積んであるのは、もしかしてブランド品の山ですか?!議長さんもヤルわねぇ~~」

 

ギル  「う、うむ。ちょっと違うが、まあ似たようなものだ。
     それにこれは……私にとって罪滅ぼしのひとつみたいなものでね」
風間君 「罪滅ぼし……ですか?」
ギル  「ん……いや、なんでもないさ。気にしないでくれたまえ。チョコビでも食べるかい?」
風間君 「……はあ」

 
 

 こうしてスーパーミネルバに謎の巨大荷物が搬入されたが、特に人々の話題になることはなかった。
 そして、その数日後……

 
 

ルナ  「ねえシン。ほんとーーにここ数日のこと、憶えていないの?」
シン  「う、うーん……ダメだ。思い出せないや。
     花見の時から記憶がすっぽり抜け落ちて、気が付いたらミネルバの店長室でぐーすか寝てたんだよな。
     自分でもこの3日間、何がどうなったんだか……」
しんのすけ「そういえば町のヤクザさん達、何故かシン兄ちゃんを見ると恐がってすぐ逃げるようになったね」
ステラ 「…それにシンのこと、変な名前で呼んでたよね……『月の輪の雷蔵』とか『怪傑ザフット』とか」

 

シン  「う、うむう。酔っぱらって記憶を無くしていた時、俺は何をやっていたんだ……ん?」
しん  「どうしたの?シン兄ちゃ……おお!あの人は!」
ルナ  「え?……ああ、帰ってきてたのね」
ステラ 「お帰り……」

 

4人  「ミーアさん!
ミーア 「ただいまみんな!ミーア・キャンベル、今お仕事から帰ってきました!」

 

          *          *          *

 

シン  「ミーアさん、しばらく姿を見ませんでしたね。どこかに行ってたんですか?」
ミーア 「ええ。私はこっちの世界じゃ知名度はないに等しいから。あちこちの町に行って芸能活動しているの」
しん  「ほうほう。つまり地方巡業……」
シン  「ドサ廻りってやつか」

 

 ゴイン!ゴイン!

 

ルナ  「失礼なこと言わないの!
     いずれスターになる為には、こういう地道な仕事を積み重ねるのが当たり前なんだから!」
Wしん 「……すいませんでした……」
ミーア 「い、いいのよ。私こういうの嫌いじゃないし……それどころか、今すごく幸せだわ」
ステラ 「……そうなの?」
ミーア 「だって毎日、自分の好きなことをしていられるんだもの。どんなハードスケジュールでもへっちゃらよ」
ルナ  「毎日が充実してるってことか。なんか羨ましいわね」
しん  「ミーアおねいさんはいつまで春日部に居るの?」
ミーア 「ご、ごめんね。今日の夕方には次の仕事で春日部を出なきゃいけないの……」
しん  「ええ~~すぐに行っちゃうの~~?」

 

シン  「……うん。
     なあルナ。この間ミネルバに搬入されたアレ、いい機会だからこっそりミーアさんに見せちまおうぜ」
ルナ  「え、ええ?ち、ちょっと……店長にバレたらどうする気よ!第1級機密事項でしょ?アレって」
シン  「いいって、いいって。どうせいつかは見せるんだから、遅かれ早かれってヤツだろ?」
ルナ  「そ、そりゃ…そう…だけど……い、いいのかしら?」

 

ミーア 「あの……何の話?」
しん  「ズルいゾ!シン兄ちゃんとルナおねいさんの2人で、おら達を仲間外れにする気?!」
ルナ  「な、仲間外れって。私とシンの2人で、しんちゃん達3人を仲間はずれにしてるっての?」

 

シン  「ミーアさん。春日部を離れる前にひとつ、俺達に付き合ってくれませんか?手間は取らせません。
     ちょっと見てもらいたいモノがあるだけですから」
ミーア 「え?別に構わないかど……見せたいモノ、って?」
シン  「ええ。でも見せると言ってもあくまで『こっそりと』ですから。
     店長にバレたら俺達、クビになっちゃうんで。」
ミーア 「……?」

 
 

 ……関係ないが、その頃商店街では~

 

子供A 「あ!この前スーパーの屋上で歌ってたおねーさんだ!」
子供B 「バッカ、ちげーよ。あのお姉さんはこんな貧乳じゃねーよ。偽者だぜきっと!」

 

キラ  「ラ、ラクス?き、気にする事はないよ?だって……」
ラクス 「大丈夫ですわキラ♪わたくし…気にしてなんて……い、いませんもの♪」
キラ  (顔は笑ってるけど頬がピクピクしている…
     あれは間違いなくムカついている証拠だ……ううっ恐いよう……)

 

          *          *          *

 

 スーパーミネルバには、ごく一部の従業員しか知らない秘密のエレベーターが存在する。
 建物の地下深くに繋がる、直通の非常エレベーター。今、シン達はそれに乗ってミネルバの地下に降りていくのだった。

 

ルナ  「さあ着きましたよ……ようこそ!スーパーミネルバ・地下格納庫へ!
しん  「おお~もびるすーつがいっぱいあるゾ~~」
ミーア 「すごい……スーパーの地下にこんな大規模な施設があるなんて……」
シン  「いつかの、例えばフサイのような外敵が襲ってくる可能性もありますからね。
     準備だけはぬかりなくしてはいるんですよ。
     ほら、アレです……ミーアさんに見せたいモノは」

 

ミーア 「アレ……?あ!あのザクは!」
しん  「おおう。これはこれは、全身ピンクのザクですな。ミーアおねいさん、あれがどうかしたの?」
ミーア 「あのザク…いつか私がザフト軍を慰問した時にライブで使ったやつだわ…
     シン君。あれがどうしてこんな所に?」
シン  「ここに持ってくるように指示したのは議長だって聞いてますけど…店長はこう言ってました」

 
 

タリア 「本来MSは戦う為のものだけれど……このザクだけは違うわ。
     だからね、いつかミーアさんがみんなに認められて大舞台で歌うその日が来た時、
     また再びこのザクがその手のひらにミーアさんを乗せてコンサートが出来れば……
     なんか、ステキだと思わない?」

 
 

ミーア 「じ、じゃあ……私のために?わざわざ私のザクをここに保管して置いてくれてるってことなんですか?」
ルナ  「まあ店長も議長も、それだけミーアさんに期待しているってことなんじゃないんですか?
     それに、私もまた見てみたいわ。ミーアさんがこのザクの手の上で歌っている姿を……」
ステラ 「うん。ステラも見てみたい」
しん  「おらも見てみたいゾ!」

 

ミーア 「みんな……うん!このザクと私がが一日も早く舞台に立てるように……ミーア、がんばる!」
シン  「そうでなくっちゃ!
     そうだ。どうせならその時、いっそみんなのMSもピンクに塗りたくってステージに立たせるか?
     ピンクのストフリとか、ピンクのジャスティスとか……面白そうだなぁ。ぷぷぷっ」
ステラ 「ピンクのガイア………可愛いかも」
ルナ  「そうねえ。もし……ミーアさんが日本武道館でコンサートができるようになったら、
     私がピンクのインパルスでバックダンサーしてもいいわ」
しん  「おお!ルナおねいさん、今のお言葉にウソ偽りはありませんな?」
ルナ  「え、ええ!ミーアさんがスターになれたら、ね!」

 
 

 ちなみにその後、ルナマリアはこの時の発言を死ぬほど後悔する事になるのだが……この時はまだ知るよしもない。

 
 

ミーア 「じゃあみんな……またね!」
しん  「がんばってね~~。おら、応援してるゾ!」
シン  「ミーアさん、次の仕事に行っちまったか……さて。ピンクの話、追々みんなに話しておかなくっちゃな」
ルナ  「……あの。もしかして本気なの?シン……」

 
 

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