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_LP ◆sgE4vlyyqE氏_「金持ち未亡人と負け犬の復讐」

Last-modified: 2009-03-19 (木) 19:16:29

プラントの守護者たるZAFTは今、壊滅の危機に瀕していた。

 

とは言う物の、別に他国との戦争が起きた訳でも無ければ、
内紛が起きたという訳でも無い。理由は単なる人手不足だった。

 

「あんなの人の食うもんじゃあないね。非グゥレイトォ!!」
「あんな物を食べたら匂いが残ってしまうではないか!!それでは……その、シホとだな……」
「コーヒーのレシピにも使えそうにないね」

 

ZAFTの中枢にいた者達まで遠慮なく辞めて行くこの状況に、
現状に安心しきった将兵が「じゃあオレも」「オレもオレも」と
容赦なく転職していった結果、国防力は4割以上低下してしまった。
これは不味いと、幕僚が進言をしても彼らのトップは

 

「戦いを辞めても良いのです」
「これ、美味しいのに……」

 

などとしか言わず、止めようともしない。

 

そんな、国を傾けるような状況を作り出したのは、 1つの食べ物。

 

それも、東洋やオーブに伝わるという納豆と呼ばれる物だった。

 
 

何故かは判らないが、ZAFTで支給されるレーションの全てが納豆に摩り替えられ、
あまりにも量が多すぎたため、ZAFT関連の施設やら艦やらでの食事全てが納豆尽くしに
されるという状況になってしまったのだ。
そして、その余りにも癖の強い匂いが多くの兵の顰蹙を買い、ドミノ倒しのように次々と人が抜けて行った。

 
 

「ええ、大成功ですよ。勿論の次のプラント輸送予定の食料も全てすり替え済みです」
『ご苦労様です。でも、本当にこんな事が成功するなんて……』
「そりゃ成功もしますよ。だって……今プラントにいるコーディネーターなんて馬鹿ばっかりですから」

 

結局の所、アイドルの言葉程度で裏切りが続出するような連中の民度が高いなどとは
お世辞にも言えないと言う事である。

 

『そうね……今更どうでもいい事だけど……』
「ええ、どうでもいい事です。とりあえず、仕事も終わったんで足の付かない内に戻りますよ」
『楽しみに待ってるわ。精の付くもの、たっぷり用意しておきますから』

 

こうして、金持ち未亡人と負け犬の復讐は終わった。