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code geass-destiny番外編 かしましい夜に

Last-modified: 2008-12-12 (金) 22:57:49

コードギアス・DESTINY 番外編

 

 かしましい夜に

 

 シンが意識を回復した、その日…、月のダイダロス基地のメイリンの一室にてメイリンの呼びかけに集まったものたち。

 

「どうしたのよ?こんな時に、こんな人たちと一緒に呼び出すなんて」

 

 ルナマリアはムスっとした顔でその場にいるものたちを見ながら言う。

 

「随分な言い草だな。私も…ひょいひょいと敵についてきた女と一緒に呼び出されるのは、少し気が進まないな」

 

 C.C.の言葉にルナマリアはムカっときたのか、言い返そうとしたが、

 

「まぁまぁお姉ちゃんも、C.C.さんも落ち着いてもらって」
「まったく…こういう大人になっちゃダメよ?ステラ」
「うん!」

 

 カレンは1人大人ぶりながら、ステラに話をする。
 そんなカレンを睨みつけるC.C.とルナマリア。
 一同は、部屋の中の小さなテーブルを囲うように集まっていた。

 

「ところで、なんなんだ?これは?」

 

 C.C.がメイリンに聞く。

 

「いちお、少しの間かもしれないけど、一緒にやっていくメンバーとして…交流を深めよう!ってな感じでね」

 

 メイリンは1人テンション高く声を上げながら、みんなを見る。

 

「…私は仲良しこよしはごめんだ。帰るぞ」
「私も、別に仲間になったつもりはないわ」

 

 C.C.とルナマリアがそういって席を立とうとする。

 

「C.C.…みんな嫌い?」

 

 ステラがどこか寂しげに聞く。
 その背後ではカレンがジェスチャーをしながら、ステラを泣かせるのか、鬼~悪魔~といったことをやっている。
 C.C.は大きく溜息をつきながらその場に座る。

 

「……少しだけだぞ?」
「ありがとう、C.C.」

 

 ステラは満面の笑顔でC.C.にいう。その笑顔をみないようC.C.はそっぽを向く。
 どうにもステラには強くでれない。
 この天然的な性格故か。純粋だからか。厄介だ。

 

「ほら~お姉ちゃんも…、お願い」

 

 メイリンはルナマリアをキラキラとした瞳で見つめる。
 ルナマリアもまた、妹には弱い。
 仕方が無く頭をかきながら席にと着く。

 

「それで、なんの話をするの?メイリン?」

 

 カレンの言葉にメイリンは考えながら

 

「別に、ただ話せばいいと思ったんですけど、そういうとやりづらいかな~…ということで、恋愛の話にしましょう!」
「ありきたりだな」

 

 C.C.はばっさりと切り捨てる。

 

「恋愛ってなに?」

 

 ステラは不思議そうに周りのメンバーを見ながら問いかける。
 その反応に思わずガクリと首を落すメイリンとカレン。

 

「んもぉ~、随分と夢が無い連中ね」
「っていうことは、カレンはあるわけ?」

 

 早速食いついてくるのは、なんだかんだでこういう話が好きなルナマリアである。
 なんせ、ミネルバでは女の子のクルーなどメイリンぐらいしかいない。
 こういう女の子だけの空間というのは実は物凄い新鮮なのである。

 

「え!?わ、私?」

 

 その突如の先制パンチに、カレンは慌てている。
 そんなカレンを置いてC.C.がボソっと。

 

「あ~、カレンはゼロが好きなようだぞ」
「ぬわぁんで、あんたが答えるのよ!!」
「違うのか?」
「いや、だから…そういうことじゃなくて…、だ、だいたい!あんたこそどうなのよ!!
 私が捕まっている間とか、ブリタニアについたあたりとか…、なにかしたんじゃないの?」
「さぁーな…、もうそういうのは超越した」
「はあ!?」

 

 C.C.の解答にみなの視線が集まる。
 C.C.はそんな一同を見ながら…。

 

「はぁー…、ゼロはあーみえて気が小さいんだ。キスさえ、こちらからしなければいけない。
 まったく情けない奴だ。いくらアプローチをかけても乗ってこない…だからあいつは童t…」
「何回!?何回、キスしたのよ!!」

 

 食い入るように見つめるカレン。C.C.はそんなカレンを見ながら

 

「二回だ」
「っしゃあああ!!負けてない!!」

 

 一人喜ぶカレンにC.C.は競争心など持ち合わせているわけではないのに、なぜか、素直に喜ぶカレンにむかついた。
 メイリンとルナマリアは、カレンとC.C.という2人の性格がなんとなくわかってきていた。
 ゼロから聞いた『戦場の2人はプリキュア』という意味もなんとなく分かる気がする。

 

「…それで、私達は話したんだから、次はお前達だぞ」

 

 C.C.は話題をそらそうとメイリンとルナマリアたちのほうを見る。
 メイリンとルナマリアは視線を交えて、どっちが先に話すかをお互い譲り合っている。

 

「まぁ、ルナマリアは…シンなんでしょうね」
「え!?そうなのお姉ちゃん?」

 

 カレンの言葉にメイリンがのっかる。ルナマリアは顔を赤くして手を振りながら、とぎまぎしている。

 

「だいたいわかる。あの状況でシンを助けたいというぐらいだからな」

 

 カレンに続いてC.C.も話しにのっかってくる。

 

「だ、だってやっぱり…た、頼りになるし。だけど、子供っぽいところは、引っ張りたくなるって言うか…」

 

 ルナマリアは、いいにくそうに、言葉を選びながら言う。

 

「そうなんだ…意外だなお姉ちゃん、アスランさんから、随分と変わっちゃったんだね」

 

 メイリンはミネルバの当初のアスランに対するルナマリアの印象が強いようだ。

 

「憧れは憧れなのよ!」

 

 ルナマリアは顔を真っ赤にしながらメイリンに言う。

 

「ステラもシンが好き!」

 

 そのステラの言葉にルナマリアが視線を向ける。あきらかに敵意の目だ。

 

「お姉ちゃん…、ステラの好きは、私がお姉ちゃんに向ける好きっていうのと同じだよ」

 

 メイリンはそういってルナマリアを落ち着かせる。

 

「メイリンは、ルナマリアに…キスっていうのするの?」

 

 ステラは『好き』な人に対しては『キス』をするものだと誤解をしている。

 

「え?えぇ!?」
「なんで!姉妹でしなきゃいけないのよ!」

 

 驚くメイリンとルナマリア。

 

「私とカレンはしたぞ」
「「!?」」

 

 その言葉に驚くルナマリアとメイリン。今度はカレンが顔を真っ赤にする番である。

 

「それは、あんたが記憶を取り戻させるために勝手にしただけでしょう!!」
「「したんだ!!?」」

 

 姉妹揃って息が合っている。

 

「カレンとC.C.は、好きなんだ?」
「ちょ、ちょっと!おかしな展開になってない?なってるわよね?」

 

 ルナマリアが話を修正しようと周りに話しかけるが、誰も聞いていない。

 

「なら、ステラもみんなが好き。だからみんなとキスする」
「「えぇー!?」」

 

 既に撤退の準備を始めているカレンの腕を捕まえるC.C.
 その目は先ほど自分をバカにしたときの復讐という意味合いがこめられている。

 

「カレンもステラが好きだものな…」
「わぁ、わぁあああああ!!」

 

 カレン戦死…。

 

「さて、ルナマリア、メイリン…次はどっちにする?」
「め、メイリン…物事は経験よ!」
「お姉ちゃんこそ、ここはなんでも先に経験しとくべきだよ。お姉ちゃんだし…」
「ルナマリア、メイリン…ステラ、嫌い?」

 

 近づいてくるステラ…。

 

「「いやああああああ!!!」」

 

 翌日…。

 

「どうした?ステラなんだか楽しそうだが…」

 

 ゼロが問いかける中、ステラは何も答えず、笑いながら立ち去っていく。
 

 
 

Q.なぜゼロがステラのキスに襲われなかったか?
A.ゼロには口が無いから。by C.C.