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hate_seed_kirasama02

Last-modified: 2013-12-22 (日) 19:18:49

○フェイズ2 「期待と不安」

 

俺は今ストライクのコクピットに居る、ガノタならば誰であれ憧れる状況だろう。
俺はすごぶる興奮していた、ミリアリアレイプも確かに燃えたが、やはりガンダムの
醍醐味はMS戦だ、キャラ萌えなどは所詮二の次、おまけに過ぎない。
「エロい人にはそれが分からんのです」
俺は自分でギャグを言って自分でケラケラ笑っていた。
「あなた、こんな状況でよく笑っていられるわね!シートの後ろへ、早く!」
一人で楽しんでいると凄い剣幕でマリューが俺に対して邪魔なのでシートの
後ろへ引っ込む様そくしてきた。フン、おっぱい要員め、邪魔はどっちかねぇ
まぁいいっすよ、お手並み拝見といきましょうか、俺は言われた通り素直に引っ込んだ。
マリューはたどたどしくストライクを動かす、知ってはいるが、実際酷いな・・・。
モニターを見るとジンとイージスは既に合流し、何やら話しをしている様だった。
もし仮にだが、ここで凸とTMが怒涛のタッグを組んで攻めてきたらまず負けるだろう
本編でもこの状況でも、しかしネ申プク田はその様なつまらない事はなさらない。
そう、俺が死んだりする可能性があるシチュは絶対ありえない、しかしもし仮に
ここでストライクがザフトに渡ると・・・・連合はまず敗北必死だな、一方的な
パワーゲームになる、そりゃツマラン、そんな事はさせないぜ。ストーリーは大筋
本編に沿って進めてやる、多少の着色しますがね。考え事をしているとイージスが
飛び去っていくのが見えた、やはり凸、へたれだな。そんで後は西川ね
ジンは重斬刀を抜くと斬りかかって来た、しかしマリューはそれに反応する
どころか操縦がまだままならない状態であり「回避」「防御」以前の問題だった。
マリューは急いでPS装甲を起動させ急場を凌いだが、ジンは一度身を引くと再度
重斬刀をストライクへ向け振り下ろした、衝撃で機内が揺れる。しかし案外
揺れは対した事は無い。マリューは「キャー」などと大げさに騒いではいるが
・・・・・本気でやってるのか?全然対したことねーじゃん・・・・。俺は少しがっかりした
もっとこう「うおー」「やべー」と来るかと思ってたんだけど、相手がジンじゃこんな
もんか?それとも「種」だからか?しかし魔乳さん、マジでおっぱいだけの人だな
せめて受け止めろよ・・・。俺は操縦席のマリューの髪の毛を掴むと後ろへ
引っ張った、見学もそろそろ飽きた。
「いたたた、ちょっと何するのよ!!」
「そろそろ交代、つーかこのまま見てたら死ぬし」
「何を言ってるの!?この状況で・・・・」
「だってほら、俺の下僕達も居るんスよ、近くに、守らないと・・・・」
と言って俺が指差したモニターには・・・・誰一人として写ってはいなかった。
「あの糞野郎ども俺を置いて逃げやがったな・・・・後でお仕置きだ・・・」
「・・・?何を言ってるの・・?・・・・ハッ、ジンが来るわ!衝撃に備えてっ!!」
マリューが発した言葉と同時に俺はマリューのわき腹に蹴りを入れた、邪魔だから
どけたつもりだったが予想以上に少し力が入ってしまった。マリューはシートから
吹き飛ばされた。骨が砕ける感触があった、マリューの反応は無い、だが大丈夫だろう
だって無敵の魔乳さんだしね♪俺はキーボードを取り出すと、とりあえずOSの書き換え
作業に移った、パソコンの知識はあまり無いがヘルプを見ながらパッパッと
やってのけた、流石はスパコディ・・・いや俺だ!ジンがこちらへ向かって来た、
えぇっと、操縦桿を探す、落ち着いているかに見えた俺だが、この時ばかりは
流石に緊張していた。はたして俺にMSの操縦が出来るか、いやスパコディの俺が
出来無いはずは無い。しかし操縦はどの程度難しいのか、などなどの期待と
不安で胸が半分位いっぱいだった。しかし次の瞬間その二つの幼き感情は見事に
打ち砕かれる、ストライクは左右一本ずつの操縦桿とペダル、ブースターレバーと
数個のボタンで全て動くようになっていた、後は全てMSが自動でやってくれる。
俺は右の操縦桿を少し動かした、ストライクがジンを殴りつける、吹き飛ぶジンを
見て俺は心の底からガッカリした。
「何だこの動作は・・・・これは予めインプットされてる動きしかしないんじゃないのか?
じゃあ種のやたら多いバンクの数々は実はバンクじゃなくてあの動きしか出来無い
ってことなのか・・・?」
ある意味それはネ申設定だ、しかし酷い。操作難易度がアーマードコア並だ。
ジンが起き上がった、俺は一応ボタン配置がどれがどの装置か試す為に色々と
押してみた、もっとも数えるほどしかコクピット内にボタンは無いわけだが・・。
「この赤のボタンがPS装甲、黄色四つはブースターの出力調整、緑は何だ・・?」
俺は緑色のボタンを押してみた、それは頭部バルカンのイーゲルンシュテルンだった。
しかしジンにはあまり効果が無く足止め程度にしかならないものだ。これは今度
そこら辺の通行人に向けて試し撃ちしてみるか、レバーとペダル操作で浮遊だったな?
ペダルを踏み込みブースターレバーを引くとコロニー内ということもあり簡単に空を
飛ぶ事が出来た、ふと俺は思った、何故重力下のコロニー内でこれだけ飛べる?
しかしいちいち「?」付けてたらキリが無い、大体分かったしそろそろあれを殺すか。
メニュー画面に戻り武装選択、アーマーシュナイダーを選んだ。今はこれしかない。
脚部から出てきたナイフを勝手にストライクが掴み取る、ここら辺は流石にオート設定か。
両手にアーマーシュナイダーを装備した、後はこれをTMにブッ刺してゲームセットだな。
ペダルを強く踏むと勝手にストライクが走り出す。
「あれ?まだペダルしか踏んでないんだけど・・・・」
走り出したストライクはジンに向かって半円を描くように回り込む、ジンはストライクを
迎撃するためマシンガンを乱射している様だったがそれが見事に当たらない。
「この距離で・・・外す方が難しいんじゃねーのか?」
がんばってこちらを狙っているジンに対して俺は素直にそう思った。ストライクはジンに
接近すると少しブーストして飛び上がりジンの両肩部へ左右に持っていたアーマーシュナイダーを
交互に突き刺した、ここまでの動作で俺がしたのはペダルを強く踏んだだけ、俺は叫んだ。
「何じゃーそりゃー!!!UCの人たちはな!みんながんばって一生懸命運転してるんだぞ!!
ガンダムファイトとかな!めちゃイテェんだぞ!それ・・・それを、こんなMSなんて名ばかりの
おもちゃで遊びやがってこいつら・・・・マジ皆殺しだ!」
俺が興奮して叫んでいるとマリューが声をかけてきた。どうやら今まで気絶していた様だ。
「き・・・君が一人でこれを・・・・?・・・この子・・・」
その時ジンのコクピットがいきなり開くと中のパイロットが脱出した、それと同時にマリューが叫ぶ。
「ま・・・まずいわ、ジンから離れてっ!」
そういえば自爆するんだったな、けどおもちゃが破裂した所で対した事は無いでしょ。
ジンが爆発した、機体がグラグラと揺れる、だがやはり対した事は無い、マリューの過剰な
反応を除けば。マリューの胸がプルプル揺れている、マジでこの人これしかねーよな・・・。

 

戦闘後、マリューの指示で装備のある所まで案内された、マリューは俺がストライクを自在に
操りジンを倒した事に対して感心していた、もっとも俺はペダルを踏んだだけなんだけどね。
トラックが止まっている、マリューはストライクから降りるとコンテナの側面にあるパネルを
操作していた。コンテナが開き、中に眠っていたランチャーストライカーが姿を現した。
IWSPは無いのか?俺とあれがあれば多分ザフト皆殺しにできるのに。俺は他のコンテナを
見てみた、いくつかコンテナがある、この中のどれかにIWSPはあるのか?しかし
これからはPS装甲のガンダム4機と飽きるまでやりあう羽目になる、実弾主体の
IWSPじゃ駄目か・・。ふとサブモニターに目をやるとカズイとサイ、そして目を覚ましたのか
ミリアリアの三人がマリューに拳銃を向けられていた、何やら話している。あいつら
逃げたんじゃ無かったのか・・。俺はストライクのコクピットハッチを開けると外へ飛び出した。
ストライクから出てきた俺に3人はビックリ仰天といった反応を見せた、しかし当然と言えば
当然の反応だろう。俺からすればこんなおもちゃを動かせない方が池沼だが・・・。
俺は地上に降り立つと、とりあえず3人の腹に一発づつ蹴りを入れた、あまり強く蹴ると
トールの二の舞なので力をセーブして軽く、それでも相当のダメージの様で3人は皆
うずくまっていた。
「お前ら俺がこいつで戦ってる時に俺を置いて逃げ出すとはいい度胸だなコラァ!」
カズイは腹をおさえながらも俺に言い訳をしてきた。
「ご、ごめんなさいキラ様、でも危なかったもんで離れて見てたんです」
それに続いてサイも言葉を発する。
「キラ様、すいません、すいません」
ミリアリアだけは俺に視線を合わせず黙ってうずくまっていた、俺はミリアリアの頭を
掴む、指に力を入れると何やら「うーうー」とうめき声だか泣き声だか分からない声を発した。
顔を覗き込んでみると死んだ魚の様な目をしている、なので思った事を素直に
ミリアリアの耳元で囁いた。
「ミリィ・・・死んだ魚みたいな目してるね、何かあったの?」
俺がそういうとミリアリアは俺を睨み付けた、分かりやすい女だ、いずれ俺を刺そうと
してくるかもしれんし、ここらで誰がご主人様か分からせてやろう。俺はミリアリアの
髪を強く引っ張った、ミリアリアが痛いと言いながら泣いている。横柄な態度をとった事を
謝れば許してやると言うとミリアリアは泣きながら謝る。
「ごめんなさい・・・キラ様」
その光景を見ていたマリューは驚きで何も言えない様だった。
「何です?何か文句あるんスか?」
「・・・・・い、いえ何でも・・・無いのよ・・・」
マリューはわき腹を押さえている、俺はついでに問いただした。
「どうしたんスか?腹でも痛いんスか?うんこですか?それとも女の子の日ですか?」
それを聞いたマリューはひきつった表情をしながら言った。
「いえ、そうじゃなくてね、さっきストライクのコクピットで肋骨をぶつけたみたいで
折れてるかヒビが入ってるかで少し痛むのよ・・」
そうえいば蹴りを入れたな、俺が。確かに俺の蹴りを食らって無事で居るはずが無い
しかしこの場は黙っておこう。
「へぇ~そうなんですか、乳の割にはドジっ子なんスねぇ~」
そんな話しをしながら俺は思い出した。
「そうだ、そろそろ変態仮面が乗り込んでくる・・・おいお前ら、グズグズすんな、働け
「へ・・・変態仮面・・・って何です?」
「あん?別に気にすんな、さぁ早く作業にとりかかれ、魔乳さん、こいつら使って下さい」
魔乳と呼ばれたマリューは少し邪険な顔をして一瞬俺を見るが、今はそれどころでは
無いのはマリューも承知だ、またいつザフトが攻め込んでくるか分からない。
マリューの指示で3人はあくせくと働かされている、俺は腕組しながら工事現場の
監督の様に4人に「オラァ!チャッチャと動かんかい!」と怒鳴りつけながらストライクへ
乗り込んだ。コクピット内でキーボードを取り出し、メニュー画面を呼び出す。
『ランチャーストライカーを装備しますか?  はい ・ いいえ』と出ている、俺は「はい」を
選択した、するとランチャーストライカーを装備しましたと表示が出た、これで手続き完了。
後は外の連中がランチャーの設定入力を済ませれば完了だ、俺は再び外に激を飛ばした。
「ちんたらしてんじゃねーよ!早くしろ、ザフ公が来んぞ!!」
しかし俺は思った、プク田様は無能で適当だが温厚だ、この作業が完了するか、完了する
直前まで変態仮面のご登場は待ってくださるだろう。だがシグー程度ならストライカーパック
無しでも瞬殺出来そうだ。そう考えているとコロニーの隔壁が爆発し、そこからシグーが
出てきた、続いてメビウスゼロ、きゅぴ~んブラザーズのお出ましだ、いや親子か?
まぁどっちでもいい、こいつらが来たって事はそろそろ作業完了か、じゃあやりますかね
外でマリューが叫んでいる「装備を!早くっ!」ああ、分かった分かった・・・。
メビウスゼロとシグーが上空でドッグファイトよろしく空中戦をして遊んでいる、シグーが
メビウスゼロを撃墜すると、次のターゲットをこちらへ定めマシンガンを乱射しながら突進
してきた。俺はPS装甲を起動のボタンを押した、間一髪というか・・・・遅いよクルーゼ、多分
シャアとかなら今ので確実に殺ってるぞ、ストライクは被弾したがダメージは無い。
シグーがマグチェンジをしていると、近くの山が爆発を起こしそこからアークエンジェルが
出てきた、シグーはすぐそれに反応するとマシンガンで攻撃を仕掛ける、しかしMSの何十倍
の大きさのアークエンジェルはその攻撃を楽々回避した、俺はこの世界ではじめて驚いた。
「何だあの動きは!?実際に見るとスゲーな・・・。あんなデカイものがマシンガンの弾道を
軽々避けちまった・・・。ノイマンがスゲーのか?AAがスゲーのか?福田がアフォなのか?」
シグーはきびすを返すと再度こちらへ攻撃を仕掛けてくる、しかし無駄だ、効きましぇ~ん。
しかしシグーはTMのジンよりはまだマシな動きをしている、こいつがもし凸達と一緒に来てれば
ストライクもゲット出来たんじゃねーのか?相変わらずやる気無いな~クルーゼ隊長は。
俺はアグニをシグーへロックオンし、叫んだ。
「テメーの評価は シャア>ゼクス>カロッゾ>>>>>>>クルーゼの一番最下位だぁぁぁ!」
アグニが火を噴く、俺はアグニから放たれた弾道を見つめながら瞬時にその時思った。
マズイな・・・完全にコクピットをロックオンしちまってたから直撃コースだ、変態仮面が死ぬと
後々のストーリーが大きく変わるな・・・・やっちまったぜ・・・・と。しかしそれも杞憂に終わる
シグーは直撃コースであったはずの音速よりは早いだろうビームの弾道を軽々避けた、一瞬
光速で動きませんでした?ビームはシグーの右腕に被弾、爆発、そして弾道はそれを突きぬけ
コロニーの隔壁へ当たり大爆発を起こし、次の瞬間シグーはアグニの威力にビビッて早々と
逃走を決め込んだ、敵も居なくなった事だしもう帰るか、下僕と魔乳を探す、居た、コンテナの
陰に隠れてやがる。俺は話をさっさと進めるために4人をストライクの手の平に乗せると
そのままアークエンジェルへ向かった。甲板に降り立つとアークエンジェルの乗務員が総出で
出迎えてくれた、もっとも心配なのは魔乳とストライクなんだろうけどね。俺はストライクから
降りるとどこからともなく現れたムウが話しかけてきた。
「へぇ~こいつぁ驚いたな、地球軍第七機動艦隊所属ムウ・ラ・フラガ大尉、よろしく」
マリューとバジルールがそれぞれ挨拶している、それが終わると次に兄貴は俺に向かって
歩み寄って来きてこう言った。
「きみ、コーディネーターだろ?」
その問いに対して俺はハッキリ言った。
「ちょっと違いますね、俺はスーパーコーディネーターですから」
その場に居た全員が黙り込んだ。

 

○つづく